6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む
本を愛するすべての人へ。フランスで26万部突破。読後きっと、いつもの景色が違って見える──36カ国で刊行のベストセラー小説。彼は今日も朗読する──死にゆく本を“天国"へ送るため。
パリ郊外の断裁工場で働くギレンは、大好きな本を“死”へと追いやる毎日にジレンマを抱えていた。生き延びたページを持ち帰っては翌朝の通勤電車で朗読して“往生”させるのが日課。心の拠り所は飼っている金魚だ。そんなある朝、ギレンはいつもの電車で、持ち主不明の日記を拾う。その日から彼の憂鬱な日々は少しずつ変わり始め──人生の悲哀と葛藤、希望を描いた、フランス発ベストセラー。
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