夏の翳り
誰もが連続殺人事件に震えた、 13歳のあの夏。 わたしは大切なものを失った── ベストセラー『とらわれて夏』の著者による話題作。
あの夏、わたしはサンフランシスコ郊外を震撼させた連続殺人鬼と対決し、
死にかけた。犯人を追う刑事の父を助けたくて、ある行動をとったせいで。
もしもあの瞬間、妹がいてくれなければ、きっと殺されていただろう。
そして30年あまりが過ぎた今、真相を知るのはわたし1人だけになってしまった──。
70年代後半のカリフォルニアを舞台に、みずみずしくも危うい少女たちの夏を描いた話題作。