心臓がきみを好きだという
死んだ恋人の心臓を移植した彼に、惹かれてゆき…ひめやかな恋の鎮魂歌。
交通事故で恋人を失ったクイン。笑うことも忘れ、もう1年以上、ひきこもったままだ。心のよすがは恋人の臓器移植者に手紙をだすことだけ。だけど心臓を移植した青年コルトンだけ返事がこない。想いが募って、青年に逢いにいってしまったクインは、自分の素性をあかさずに彼と心を通わすようになる。でも次第にクインの心は罪悪感でいっぱいになる。恋人への消せない想いを抱えたまま逢うのが辛い──。
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