二度目の審判
迷路の男を探せ── 殺害された「犯人」が残した不可解なメッセージ。 深層心理をえぐる法精神科医は事件の闇にのみこまれていく。
18歳の夏、父は死刑執行された。一部始終を目の当たりにしたケイトリンは、自白を強要された人々を冤罪から救うために法精神科医となった。ある日、父の弁護士だった人物から協力を頼まれ、殺人事件の容疑者クレイマーと面談する。無実を訴えてはいるが彼が異常者であることは間違いない。依頼を断ろうとした矢先、眼前でクレイマーが殺された。最期に謎めいた台詞を残して──。
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