氷の紳士に拾われた家政婦
床磨き、食事の支度、主人の世話──。記憶をなくした令嬢が家政婦に? 社交界の放蕩紳士のいたずら心で始まった、ほろ苦い愛の物語。
社交界で浮名を流すドレーク・ダーリングには“天敵”とも呼べる相手がいる。 伯爵家の令嬢オフィーリアだ。どうやら放蕩の限りを尽くす成り上がりのドレ ークのことが許せないらしく、やたら辛辣な態度で接してくるのだ。そんな折、 舞踏会の帰り道で、ドレークはテムズ川の近くで倒れている女性を見つけた。 全身ずぶ濡れで意識を失っていたのはオフィーリアその人。しかも目覚めたと き彼女はいっさいの記憶を失っていた。途方に暮れるオフィーリアを前にして いたずら心に火がつき、ドレークは告げた。「実は君は、僕の家の家政婦なんだ」
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著者紹介ロレイン・ヒース著者プロフィール
作家になるのが長年の夢で、テキサスの大学を卒業後、マニュアル本やプレスリリースの作成といった職を経て念願の小説家デビューを果たす。USAトゥデイやNYタイムズ紙のベストセラーリストにたびたび登場し、受賞歴も多数。