ハーレクイン文庫
1年前に事故で夫を亡くし、いまだ悲しみ癒えぬエマは、 亡き夫の祖父母から招待を受け、ローマの豪奢な館を訪れた。 だが、同じく館に滞在中の客人を紹介されるなり、愕然とする。 ローマまでの機内で隣に座っていた男性── セクシーでいかにも傲慢で、エマがもっとも苦手とするタイプだ。 その男ニックはイタリア人実業家で、 祖父母の名づけ子らしく、毎年夏に館に滞在するという。 不意にニックに熱い視線をそそがれ、エマはたじろいだ。 そんな目で見ないで……私はもう、恋はしないのだから。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年08月01日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 泉由梨子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年07月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93675-2
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- 書籍番号
- HQB-675 (初版R-717)
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shin
悲しみをかかえたままのヒロイン、エマが、滞在地でヒーロー、ニックと出会う。強引な情熱でエマの心を少しずつ溶かしていくニック。二人の距離が変化していくのも魅力ですがヒーローの可愛らしい娘との触れ合いもエマの心を開くきっかけだと感じました。思い出というアルバムを閉じて新しい自分の人生を開くヒロインにぴったりの題名です。
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モニター
エマの最初の結婚がつらい結末だったからまわりの人が心配する気持ちもわかるし、それをうとましく感じるエマのことも理解できます。そんな時出会ったニックに魅力を感じながらも自分の気持ちを整理できずとまどっているエマがもどかしいです。二人を結び付けようとするアナリーサがかわいくてニツクとエマの天使ですね。マルクとの愛とは違う愛を育んでいってほしいです。
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モニター
大切な人を失った心の痛みを抱えながら、戸惑い、迷うヒロイン。ヒーローの優しさはわかりにくいですが、娘を大事にしている素敵なパパです。未来へ向けた2人の新しい一歩の物語。
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モニター
幸せの絶頂時に交通事故で夫を亡くしたエマはその傷を癒そうと義理の両親を訪ねます。飛行機で隣になったのはニックが仕組んだことかも、と思いました(笑)。屋敷にある写真を見て好きになったのでしょう。ツンデレのデレがないニックですが好きな気持ちは伝わってきました。脅かすような態度はやめてもっと優しくして欲しいですね。一人娘のアナリーサと3人で幸せな家族になったのが想像できます。
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くぅー。
ヒロインを気遣う周りの人々の多さ、ヒーローの娘への接し方から本来のヒロインの人柄がうかがえる。「ぼくたちは気が合う父娘なんだ」とヒーローが言っているように、二人に追い込まれていくヒロイン。悲しみから踏み出せなかったヒロインを優しく笑顔にしていく娘と強引に幸せに導いていくヒーローが絶妙のコンビでした。「お幸せに」
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
自分の想いとは違い、彼の思惑通りに絡めとられていくヒロイン。強引で魅力的なヒーローに、惹かれていくさまに、どっぷりはまれます。(千葉県・主婦・ぷー)
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるRITA賞に、2度もノミネートされた実力派。ドラマティックなストーリー展開で、長きにわたってロマンスファンを魅了しつづけている。