ハーレクイン文庫
大好きな母が癌におかされ、余命幾ばくもないなんて……。 故郷に舞い戻ったリーアンを空港で出迎えたのは、 二度と顔を合わせたくなかった義兄のディミートリだった。 母が彼の父と再婚してからずっと、 彼女は血のつながらない兄に恋していた。 だが、21歳を迎えた夜、彼女の淡い想いは冷たく拒まれ、 傷ついたリーアンは彼を避け続けてきたのだ。 そんな彼女にディミートリは思いがけない提案をする。 死の床にいる母を安心させるために偽装結婚をしよう、と。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年10月01日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 古澤紅
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年09月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93615-8
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- 書籍番号
- HQB-615 (初版R-1318)
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モニター
義兄妹、便宜上の愛なきプロポーズ、そして結婚と、ハーレクインの王道をいくお話です。古き良きハーレクインでした。ハッピーエンドだとわかっていてもヒロインのヒーローを愛してきた気持ちとヒーローがヒロインが成長するまで待っている気持ちが通じ合うまでがドキドキで、一気読みでした。面白かったです。
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モニター
ディミートリ様、強引。リーアンは、ディミートリ様が好きなのにひたすらツンデレなのね。ディミートリ様と結婚して、何度夜を共にしてもツンデレのリーアン。リーアンが仕事をすることになったときとかディミートり様の強引さはちょっと・・・と思うところもあるけど、それが気にならなくなるくらいイケメンなのね。美味しそうな食事シーンがたくさんでてくるけど、リーアンは恋に悩んでいるせい?かとっても少食!
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モニター
主人公リーアンの一人称形式のストーリーで、私的にはディミートリ目線の感情や思いも描かれているとよかったかな。ただ、リーアンに感情移入はしやすかったです。
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モニター
「余命幾許もない母のため」それを口実にしてリーアンと強引に結婚したディミートリ。外堀を埋めて逃れられなくするやり方に苛々しつつ、従うあたりがビアンチン作品のヒロインだなぁと思いました。ディミートリの元恋人が裏で嫌がらせするのもお約束。そんな2人があるきっかけでお互いの結婚について話し合い、ディミートリが話したその本心は…。最後まで読んで、有能なのにそこは不器用なのねとつい笑ってしまいました。
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モニター
年の離れた義理の兄への思い。ロマンスの王道ともいえるお話です。若い頃に拒否され、傷ついた心を抱えたままのヒロインの反抗的な態度まで包み込めるくらい包容力あふれるヒーロー。大人の男性の魅力はなかなか若い娘には通じないのかなとやきもきしながら最後まで一気に読んでしまいました。
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モニター
義理の兄妹で偽装結婚と大好物の設定ですが、素直じゃないヒーローがあれこれ理由をつけながらヒロインを追い込んでいく様子にちょっとイライラしました。大人になるのを待っていたにしては、性急すぎる展開にやや盛り上がりに欠けるところはありますが、じらされながらも結局は相思相愛な二人の心の動きが楽しめました。
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるRITA賞に、2度もノミネートされた実力派。ドラマティックなストーリー展開で、長きにわたってロマンスファンを魅了しつづけている。