ハーレクイン文庫
ハナの看護日記
ハナの担当患者の親戚はハンサムで高名な医師。冷淡な態度に反発をおぼえながらも、心惹かれていき…。愛され続ける作家が描く、永遠の名作。
新生児室の看護師ハナは、献身的にある赤ん坊を看病している。 英国旅行中に事故に遭ったオランダ人女性が産んだ未熟児だ。 順調に母子が回復し始めたころ、オランダから見舞客が訪れた。 母親が心酔する“ファレンテインおじさま”に違いない。 意外にも若々しく端整な顔立ちにハナは思わず心を奪われたが、 ファレンテインの態度は冷淡で、彼女など目に入らないようだ。 もう会うことはないのだから、とハナは胸の痛みをやり過ごした。 ところが、そのファレンテインは思いがけない申し出をしてきた。 赤ん坊の看護のため、ハナに1カ月オランダに来てほしいと。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年08月15日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 前田雅子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年08月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-92968-6
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- 書籍番号
- HQSP-68 (初版I-14)
読者レビュー
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イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。