ハーレクイン文庫
冷淡な家族に虐げられて育った、5姉妹の末っ子リー。 とりわけ、企業帝国に君臨する父は家でも権力を振りかざし、 標的はいつも、美しい母や姉たちではなく冴えないリーだった。 その父が亡くなり、家を離れていたリーも6年ぶりに帰郷する。 とはいえ歓迎はなく、母も姉も“遺産目当て”となじるばかり。 落ちこむリーに、ただ一人声をかけてくれたのがリチャード―― リーの初恋相手で、父の後継者と噂される敏腕な会社経営者だ。 どうして彼は、はみだし者の私に優しくしてくれるの? いぶかるリーに、リチャードは思いもよらない提案を持ちかけた。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年02月01日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年01月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93568-7
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- 書籍番号
- HQB-568 (初版I-1407)
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モニター
生い立ちから心に傷を負ったヒロインを、自身も傷ついていながらも深い愛情で癒そうとするヒーローが素敵でした。結婚式での誓いのキス、ヒーローがすごく印象的です! ラストは思わず涙してしまうほど感動的でした。
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モニター
ヒロインのリーは、家族に虐げられて育ち、それでも自分自身を大切にして自立して、家族と対峙する強さに心打たれました。リーの初恋のリチャードの率直さ、彼女にかける言葉のやり取りにドギマギしました。エマ・ダーシーさんならではの巧みさで、読み終わるまで、2人の想いがどう展開していくのか、ハラハラしながら読みました。リーの意志の強さと、冷たい家族にも愛情を持とうとする優しさが素敵な作品です。
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モニター
横暴な父が亡くなり、家族との絆を深めようするリーに対し冷たい反応の母と姉達。次々と明らかになる事実にショックを受けるリー。初恋の人リチャードとの関係はどうなるの? 本を読みながら時々泣いたりして、一気に読んでしましました。
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モニター
エマ・ダーシーは好きで何作品か読んでいます。今回も聡明で心優しい女性が主人公でした。自分の家族から虐げられて育った主人公が復讐でもするのかと思いましたが、そうではなく、健気で涙を誘います。ところどころで、スカッとする部分もあります。少し残念に思ったのは冒頭でした。個人的には1章は蛇足に思え、2章から始まった方が話に入って行きやすいような気がしました。
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。人と接するのが好きというだけあって、人物描写に特に優れており、登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描いている。豪ニューサウスウェールズ在住。