ハーレクイン文庫
あの愛をもう一度
「きみはぼくのものだ!」兄を救うため、自分を裏切った元夫にマーニーが助けを求めると彼はそう言い放った・・・ミシェル・リードが描くラテンの情熱!
困窮する兄夫婦のために、マーニーは不本意ながらやむなく、イタリア人実業家である元夫、ガイに助けを請うことにした。4年前、彼女は妊娠を知らせるため駆けつけた先で夫の不貞を知り、言い訳しようとする彼を振りきって離婚を決めた。15歳も年上の夫には、汚れを知らぬ幼妻では不満だったのだろう。怒りと憎しみは消えないけれど、今、頼みの綱は彼だけだった。援助の見返りに何かほしいものはあるかとマーニーが訊くと、ガイは悪魔のように冷ややかで官能的な笑みを浮かべて言った。「きみがほしい。今この瞬間から、ぼくと一緒に暮らすんだ」
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年06月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93233-4
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- 書籍番号
- HQB-233 (初版R-1327)
日本では一九九七年に『追憶の重さ』でデビュー。以来三十作近い作品を発表し、情熱的な作風で読者からの絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。