ハーレクイン文庫
金鉱の花嫁
ゴールドラッシュのアメリカ西部に着いた途端、異国の娘は苦渋の決断を迫られた。帰国するか、それとも、一攫千金を狙う荒くれ者の中から便宜上の夫を探すか…。
1849年、ひと財産築く夢を抱きアメリカ西部へ渡った父を追い、ケイトはアイルランドからはるばるこの金鉱の町へやってきた。ところがいざ着いてみると、当の父はすでに世を去っていた。おまけに、独身の移民女性の商いを禁じる法律を利用して、父の商売敵が、彼女に遺された店を奪おうとしている。借金までして、やっとのことでたどり着いたというのに……。そこへ、ケイトに耳打ちする者があった――結婚すればいい、と。とんでもないと思う理性に反し、彼女は胸を高鳴らせ歩き出した。商売敵とやり合ったとき加勢してくれた、あの人に求婚するため。
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年06月01日
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- 著者
- デブラ・リー
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- 訳者
- 井上碧
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93231-0
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- 書籍番号
- HQB-231 (初版HS-171)
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一九九七年からロマンス小説家を志し、『処女の泉』がデビュー作。地質学者として北極で働いた経験があり、アルプスやシェラ・ネヴァダ山脈をたびたび訪れる冒険好き。カリフォルニア州出身で頑固なスコットランド人の夫と大型犬オールド・イングリッシュ・マスチフが彼女の創作意欲を刺激すると語る。