ハーレクイン文庫
よれよれの服に冴えない眼鏡の仕事人間、ジョン・フィリップ。それが、ソフィのボスだ。時代の寵児と呼ばれる天才も、実のところ、身の回りのすべてを秘書の彼女に頼りきっていた。亡兄の子供たちを引き取った彼から便宜結婚を申し込まれたとき、ソフィはさほど驚きもせず、すぐに“イエス”と答えた。男性不信のソフィにとって、彼だけは信頼できる男友達だからだ。ところがある日、シャワーから出た彼と鉢合わせした瞬間、ソフィの胸に奇妙なざわめきが広がった。嘘でしょう? このセクシーで魅惑的な男性がジョンだなんて!
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年03月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 久我ひろこ
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年02月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93500-7
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- 書籍番号
- HQB-500 (初版R-580)
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モニター
今回初めてペニー・ジョーダンの作品を読みましたが、とても読みやすく、別の作品も読んでみたいと思いました。ヒーローとヒロイン、二人のすれ違いにやきもきしながら、物語にどんどん引き込まれ、一気に読んでしまいました。最後はとてもドキドキさせられる素敵な優しいラブストーリーです。もう一度じっくり読み返したいと思います。
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モニター
タイトル通り穏やかな彼なら、ドキドキする場面など想像できないなと思いながら読み始めましたが、ドキドキも興奮も感動もありました。二人の兄の子供たちが何かとかわいくて楽しかった。ヒロインと彼の激しいぶつかり合いは少ないけど、お互い感情を表に出せないもどかしさがドキドキを強くさせてくれました。
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モニター
文章も内容も穏やかに始まります。結婚した途端、ヒーローが実はセクシーな事に気付き動揺するヒロイン。甥っ子達、元彼、彼の恋人、色々なトラブル続発で怒涛の展開です。激しく愛し合ったのに誤解だらけで可哀想です。二人だけのハネムーンに行かせてあげたくなります。
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モニター
いつも読んでいるのとは、ちょっと違った雰囲気でした。主人公の緊張感、不安感がじんわりと伝わってきて……。すごいドキドキというよりも、もどかしいドキドキを感じる作品です。子どもたちが、とってもいいスパイスになっています。読み終わってから、もう一度ゆっくりと読んで、楽しみました。
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モニター
巨匠ペニー・ジョーダン氏の作品です。ヒロインはある悩みを持っているため男性不信な秘書。ヒーローは、彼女のボスである冴えない眼鏡の仕事人間。でも眼鏡をとると……王道なお話です。読み終わってから気が付いたのですがこのお話が書かれたのは1986年だそうです。それなのにとてもおもしろく引き込まれて一気に読んでしまいました。今の私たちが読んでも楽しく読めるお話です。
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モニター
よれよれの服にさえないメガネの仕事人間。過去の痛手から男性不信になってしまったヒロインは、そんなヒーローの見かけに騙されて安心感を覚える。ハーレクインのヒーローがダメ人間のはずは無く、何時、本当の姿を見せるのか、本当の彼はどんな人なのか、早く知りたくてあっという間に読み終わってしまいました。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。