ハーレクイン文庫
レディになる日
貧しい孤児のロッキーは財閥御曹司ワースのレディ教育を受けることになる。彼に惹かれる想いは膨らむが、身分違いの壁が大きく立ちはだかり…。
クリスマスの夜、ドルリー財閥の御曹司ワースは、いらだちとため息とともに車を走らせていた。恋人の貪欲な本性があらわになり、結局彼女は去っていった。もううんざりだ。女はみな僕の金だけが目当てなのだろう。ワースがハンドルを強く握りスピードを上げたそのとき、人影が目の前に飛び出した。少年をはねてしまった! ワースは病院を拒否する薄汚れた少年を屋敷に強引に連れ帰り、風呂に押し込んだ。直後、大きな物音に驚いた彼が扉を開けるや、目を疑う光景が広がった──可憐な美少女が倒れていたのだ。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年12月01日
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- 著者
- ヘレン・R・マイヤーズ
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- 訳者
- 牧原由季
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年11月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93484-0
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- 書籍番号
- HQB-484 (初版D-604)
読者レビュー
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モニター
私の好きな映画のワンシーンを見ているようで、ワースとロッキーの出逢い方や話の展開にワクワクしながら読み終えてしまいました。シンデレラの気分を味わえた感じです。
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モニター
人を信じられず独裁的なヒーローが出会ったのは、貧しい孤児のヒロイン。厳格な彼がレディになるよう教育していくうちに、若くて生き生きしたヒロインに魅了されていき……。ヒーローの心の葛藤と純粋なヒロインのシンデレラ・ストーリー。最後まで楽しく心温まる本で、あっという間に読んでしまいました。
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モニター
家庭環境や育ち方があまりにも違いすぎる二人。出会いも普通ではないですね。弟のチェイスがヒーローとヒロインに良い影響を与えてる感じもしました。それにしても、ベッドイン後の男性の言葉に疑問というかー、誤解を生む発言、言葉が足りないのか傷つく女性は多いですよね。『レディになる日』夢中になって読んでしまいました、とても良かったです。
テキサス州東部の深い松の森林地帯にある牧場で、夫とともに静かな生活を満喫している。小説を書くことは長年の夢だった。