ハーレクイン文庫
出張に行った恋人のケインから、3週間なんの音沙汰もない──従順な恋人を演じてきたリサだが、もはや我慢の限界だった。ケインはとてもハンサムで女心をそそる危険な男性だ。けれど会社経営者の彼にとって大切なのはあくまで仕事。まるで添え物のように扱われるリサは愛されている実感がなく、自尊心も傷ついていた。彼が私に求めているのは慰めだけなの? 意を決してついにリサが別れを告げると、ケインは言った。「もう一度話しあおう。びっくりさせることがあるんだ」彼のずるさに反発を覚えながらも、リサの心は揺れた。【愛の言葉フェア】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年11月01日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 森いさな
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年10月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93480-2
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- 書籍番号
- HQB-480 (初版I-854)
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モニター
ケインの態度に、何度もリサと一緒になって胸を痛めました。リサの気持ちがすごく分かる。けれどリサはケインを悪く言うばかりでもなく、自分の悪いところも認めながら少しずつケインと分かり合っていくので好感がもてました。愛しあって、喧嘩して、よりお互いを理解する。リサもケインも素敵なカップルでした。すれ違いロマンスの好きな私には、最高の一冊です。
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モニター
流れるような力強い話運びで、夢中になって読みました。ヒロイン側からだけの心理描写ですが、ヒロインの姿勢が好ましく、とても共感を持ちました。魅力的だけどクセが強く、難点のあるヒーローと、不安を抱えながらもひとつずつ二人で築いていく明日。『ふたりで作る明日』というタイトルがピッタリです。終盤のヒーローの姿にもう胸がキュンとして思わず涙ぐむほど。大好きな作品です。
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モニター
リサとケインの心の交流が読みどころです。心温まるストーリーに胸を打たれます。皆さんにぜひおすすめしたい作品です。
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モニター
仕事中心のケインに振り回されるリサ。自己中心的なケインの行動に戸惑いつつも、愛する気持ちがつのっていくリサ。ケインの心の傷に気づき、彼の本当の姿に心がキュンとなりました。最後の方の彼が最高に好きです。少し笑えて楽しく読み終えました。
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モニター
「仕事と私、どっちが大事なの?」と相手に聞きたくなる状況、ありますよね。この小説のヒーローとヒロインも、お互いに相手のことが大事だということは分かっているのに、ヒーローが抱える過去のトラウマや状況のためにすれ違ってしまう。それが解消されてハッピーに……ラストは感動。基本的に悪役キャラがいないので、ドロドロが苦手でも安心して読めます。
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。人と接するのが好きというだけあって、人物描写に特に優れており、登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描いている。豪ニューサウスウェールズ在住。