ハーレクイン文庫
「僕のもとで働く気はない?」仕事を求めて職業紹介所を訪れていたマロリーは、ハンサムながら風変わりなエリオットという男に声をかけられ、思いがけずその場で、研究者である彼の秘書に採用された。エリオットは19歳で博士号を取った“超”がつくほどの天才。その半面、社会性や事務能力がいっさいないのが玉にきずだ。そんな彼に驚きつつも、マロリーは秘書の仕事をこなしていくが、ある日、彼女の手にも負えないような案件が降ってわいてきた――恋人のふりをしてほしいとエリオットに頼まれたのだ!
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- 頁数
- 240頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年10月01日
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- 著者
- ジーナ・ウィルキンズ
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- 訳者
- 吉田洋子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93475-8
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- 書籍番号
- HQB-475 (初版T-136)
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モニター
恋のチャンスは、どこにあるかわからないってことよね。恋をすると人は変わるっていうけれど、自分から変わろうとして変わったのか、相手のために変わらざるを得なかったのか。私は基本的に自分自身を変えようとは思わないし、ありのままの私を愛してほしいし、ありのままの相手を愛したい。それでお互いが幸せなら、一番幸せな愛の形。いつかそんな恋愛ができたらいいなー。理想の恋愛の仕方だったなー。うらやましい。
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モニター
天才なのに自称「生活無能力者」で手助けなしでは日常生活もままならないエリオットがマロリーの手助けで魅力的な男性に変わっていく様子がほのぼのとして心和みます。二人がお互いを深く愛して大切に思うようになり、でも自分たちは違いすぎると感じ、それを理由に相手を失うことを恐れて悩む姿にいつの間にか感情移入し、一緒に切なくなってしまいました。そんな二人ですがもちろん問題を乗り越えてハッピーエンド。不器用で可愛い大人のロマンスを堪能させてもらいました。
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モニター
ヒーローは超天才でリッチ。出自もよくハンサムだが女性経験に乏しい。職業紹介所でヒロインを連れ去るぐらい非常識だけれど、秘書役の妹を結婚させたい一心からの行為と納得。とくに悪役や障害があるわけではなく、妹も天才仲間の元カノもいい人たち。こういう状況でどきどきのロマンスが成立するの? それがこの作者のすごいところ。キスがこんなに素敵だったのはいつのことだっけ? テイーンエイジャーの頃の純愛を彷彿とさせるハートフルなストーリーに感動。
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モニター
ヒロインが素直で頑張り屋さんなところにとても好感がもてました。ヒーローも天才だけれどもピントがずれているところが可愛いくて、お互いになぜ惹かれあうようになるのかとてもよくわかります。その過程も丁寧に描かれています。ただ世間ズレしているヒーローが相手では、二人の関係がなかなか進まないのではないかと少し不安になりましたが、意外にも行動派の彼で……素敵でした! ドキドキ度100%の作品です!
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モニター
恋愛下手な男性がどんどん素敵な男性になっていくという、ハーレクインの物語の中では珍しいストーリーだったと思います。天才でどこかぬけているのにかっこいいヒーローでした。時にコミカルな部分もあり、最後までとても楽しく読めました。会いたいと思う気持ちや嫉妬心など、若い頃の恋愛を思い出してとてもよかったです。
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モニター
ハーレクインにありがちなイライラや意地悪な女性の出現がなく、とても素直に読めて後読感がすっきりしていて大好きな一冊です。ドキドキわくわく感はそのままに楽しく読めました。こんなヒーローに出会えるならヒロインの前向きさ、誠実さをぜひ、見習いたいと思いました。
心温まる作風が人気の作家。ごく普通の中流家庭に4人姉弟の長女として生まれ、子どものころから本の虫だったと語る。ジーナ・フェリス、ジーナ・フェリス・ウィルキンズというペンネームも持つ。夫と3人の子どもと共にアーカンソー州に住み、根っからの南部人を自負している。