ハーレクイン文庫
取材のため見知らぬ町を訪れた作家のアレクサンドラは、車が溝にはまりこんで怪我したところを医師ケインに助けられた。彼は、母親を始めとする3人の年輩婦人と暮らすセクシーな男性。アレクサンドラは手当てをされながら、その魅力にどぎまぎし、ケインも心なしか彼女に興味をいだいたようだ。そんなふたりの様子に真っ先に気づいたのが、3人の婦人たちだ。ケインを早く結婚させたいと常々願う婦人らは、ある計画を立てた。アレクサンドラをしばらく滞在させ、ケインに近づけよう――そして、彼女が花嫁にふさわしいかどうかテストしてみようと。【約束の6月 ジューン・ブライド特集】
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- 頁数
- 240頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年06月01日
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- 著者
- ジーナ・ウィルキンズ
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- 訳者
- 竹中町子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93451-2
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- 書籍番号
- HQB-451 (初版T-231)
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モニター
南部特有の精神や生活感がとても心地よい作品でした。地元を愛する医者のヒーローは本当に素敵です。家族がなく、都会に生きるヒロインが温かい人々に歓迎されて少し戸惑いながら馴染んでいく様子は、とても微笑ましかったですね。牛やタランチュラのちょっとしたエピソードも面白くて、随所にユーモアが光っていました。あとは3人のおば様たちの存在が印象的です。3人のやり取りはコミカルでつい笑ってしまいました。
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モニター
嫌な登場人物も出て来ず、サラッとした読後感を楽しめる軽いテンポのお話でした。特筆すべきはやはりタランチュアのクジョーの存在! いや、このエピソード最高です。ブラックユーモア? のようなパンチが効いて、いい感じに肩の力が抜けましたね。
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モニター
ヒーローの母親を含む3人の婦人達の試験に対して、分からないまま見事に応えるヒロインがお見事。3人の婦人のやり取りが笑えます。ヒーローとヒロインが過去の傷をどう克服するのかが気になり、最後まで一気に読めました。
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モニター
作家のアレクサンドラと医師ケインが恋愛に発展する過程も面白いと思いましたが、ケインの母を始めとする、3人の年配婦人が花嫁試験の計画を立て、それをもとにした二人への関わり方がとても楽しく面白かったです。
心温まる作風が人気の作家。ごく普通の中流家庭に4人姉弟の長女として生まれ、子どものころから本の虫だったと語る。ジーナ・フェリス、ジーナ・フェリス・ウィルキンズというペンネームも持つ。夫と3人の子どもと共にアーカンソー州に住み、根っからの南部人を自負している。