ハーレクイン文庫
大企業の御曹司ラファエロと、屋敷の庭師の娘グローリー。 5年前、若き二人は身分の差など気にせず愛し合っていた。 だが彼の父親に、息子と別れなければ家族を破滅させると脅され、 何も知らないラファエロに裏切り者だと恨まれながらも、 グローリーは泣く泣く一人屋敷を去るしかなかった。 そして今、彼女はすがる思いでラファエロを訪ねた。 弟が屋敷で騒ぎを起こし、窃盗の疑いまでかけられているのだ。 弟を訴えないで――懇願するグローリーに、彼は冷淡に告げた。 「なんとかしてやろう、きみが体を差し出すなら」
-
- 頁数
- 200頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2012年02月01日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 茅野久枝
-
- 定価
- 681円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年01月19日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93425-3
-
- 書籍番号
- HQB-425 (初版R-1818)
-
モニター
最初はヒーローのヒロインへのあまりに酷い仕打ちにハラハラしました。二人の想いは同じなのに周りの色々な事情ですれ違い、ヒーローがヒロインの愛を信じられず、再び二人は離れてしまいます。お互いの気持ちを素直に言葉にする大切さがよくわかりました。どんなに愛し合っていても言葉にしなくてはいけないのですね。
-
モニター
愛人契約を結びつつも、二人が互いに想い合っているのが伝わり、意地を張る姿はとてもじれったかったです。特にヒーローの本当の気持ちが読み取れず、もどかしかったです。そして何より、お互いの家族のつながりと真実に驚かされました。いくつもの誤解を乗り越えた二人の愛が描かれた素敵な作品です。
-
モニター
ラファエロはグローリーを憎んで愛人契約をもちかけたけど本心は「心底欲しいと思う女性がいたらどんな汚い手でも使うさ」って告白してます。やり方は間違ってたけどこんな風に言われたらドキッとしますね。愛してるって言ったことがないラファエロがグローリーに告白するところも素敵です。お互いの親のせいで回り道をした二人が愛情あふれた結婚生活を送ることができてよかった。
-
モニター
家族を助けるために以前の恋人ラファエロに冷淡な条件をつけられても受け入れる健気なグローリー。それでもラファエロを思い続ける一途さにほろり。最後にはグローリーとラファエロの家族の秘密が明らかに…。最後まで夢中で読みました。
-
モニター
強引なヒーローと、運命に翻弄されるヒロイン。ふたりの関係の根底には、意外なほどの純愛が潜んでいました。ヒロインの振る舞いが少し子どもっぽい気がしましたが、家族のために何度もつらい決断をする姿に、胸を打たれました。後半で明かされる家族の秘密にびっくり。内容の濃い一冊でした。
北アイルランド出身。ロマンス作家の中で トップクラスの人気を誇る。大学で法律学 を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は 一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に 落ちて再婚という経歴の持ち主。スリラン カからの養子を含めた5人の子供を育てて いる。時間のあるときは大好きな庭仕事に 励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。