ハーレクイン文庫
ギャンブル好きな父親のせいで、名門ベインブリッジ家は没落し、 エイミーの社交界デビューはみじめな結果に終わった。 日々節約に追われ、つましい生活を送っていたエイミーだったが、 1枚の宝くじを拾ったことから運命は大きく動く。 3万ポンドもの当たりくじ! でも落とし主はいったい誰? 返すべき相手を見つけるため再び社交界に足を踏み入れた彼女は、 兄の友人であり、放蕩者で知られるタラント伯爵と出会う。 エイミーの本能は彼に近づくのは危険だと告げていたが、 ひょんなことから伯爵と1週間過ごすことになってしまい……。
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年01月01日
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- 著者
- ニコラ・コーニック
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- 訳者
- 井上碧
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- 定価
- 776円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93416-1
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- 書籍番号
- HQB-416 (初版HS-229)
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モニター
読み始めたら止まらなくて、一気に引き込まれました。それほど面白かったです。放蕩者のヒーローと、落ちぶれても気高く優しい心を持つヒロインのやり取りや展開には、始終ハラハラさせられっ放しでした。だからこそ、お互いが理解し合えた時は嬉しさもひとしお! 貴族とギャンブルという組み合わせも、ヒストリカルだからこそ、より一層際立っていたと思います。
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モニター
この物語を読むのは2回目でしたが、やっぱり面白かったです。賭け事でつらい思いをしてきたヒロインが、ギャンブラーのヒーローに反発しながらも惹かれていく様子が丁寧に描かれていました。当選した宝くじの持ち主を探そうと一生懸命なヒロインは本当に可愛かったです。
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モニター
ギャンブル、社交界が嫌いなヒロイン。片やその世界に浸かっているヒーロー。1枚の宝くじが共通点のない2人を引き合わせていく中で、自分の信条を曲げたくないヒロインが…引き込まれるように一気に読んでしまいました。読み終わってなんだかほっこりしました。
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モニター
ニコラ・コーニックは大好きな作家さんです。その期待通り、この本は面白くて一気読みでした。ヒロインの純粋でけなげなところも好ましく、ヒーローが実は誠実な男の人だというのが徐々に見えてくるのも好ましい。ハーレクインらしく、好ましいハッピーエンドでした。ぜひ皆さんも読んでみて下さい。
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モニター
自分の道を誠実に切り開いていくヒロインと、放蕩に浸かって身動きできないヒーローが、徐々に近づいてゆく時間が、とても丁寧に描かれていて、ほっとする一冊でした。いけないと思えば思うほどその人のことが気になるのが恋の醍醐味でしょうか。
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モニター
エイミーの根っからのやさしさ、逆境に立ち向かう果敢さや正直さが、放蕩者の汚名に甘んじ世の中を斜に見ていたジョスのまごころに、ふたたび温かい血を通わせる魔法となりました。二人が出会ったことで、それぞれの幼い頃の辛い思い出から解放され、自分らしい人生を選択していく新たな力が生まれました。
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モニター
タイトル通り、チェスの駒のように静かに、時に、激しく展開するストーリー。一進一退を続けるストーリーの進み方に、じれったさを感じながらもドキドキ!パズルのピースが1つ、また1と収まっていくようにストーリーが進み、その様子は、まるでチェスゲーム! 舞台はヨーロッパの貴族社会。優雅に見える貴族社会の歴史と社会を映し出し、心や欲望を描くことでスリルとサスペンスも味わえる作品。
英国はヨークシャー生まれ。詩人である祖 父の影響を受け、幼いころから歴史小説を 読みふけり、ロンドン大学でも歴史を専攻 した。その知識をヒストリカル小説の執筆 に存分に生かし、英国摂政期の華麗なロマ ンスで人気を博している。