ハーレクイン文庫
大学を休学中のアンジーは独り立ちの必要性に迫られていた。そんな折、あるお屋敷でメイド頭を探していると聞き、なんとか面接してもらえないかと知人を通じて頼みこんだ。噂では、屋敷の主マーク・アレンはとても気難しい人物らしい。若い女学生ではとても信用を得られないだろうと考え、アンジーは一計を案じた。地味な服に身を包み、髪を引っ詰め、眼鏡をかけて、貫禄ある年配女性に変装したのだ。自信満々で乗りこんだアンジーだったが、結果は予想外だった。知的で気品漂うアレン様に、ひと目で恋してしまったのだ!
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年09月01日
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- 著者
- レイチェル・リンゼイ
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- 訳者
- 三木たか子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年08月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93397-3
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- 書籍番号
- HQB-397 (初版I-46)
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モニター
父親の再婚で義母とのギクシャクした関係、そして古くからの友人の職場を確保するため、アンジーは年配女性に変装し住込みのメイド頭をすることになった。自信満々だったが、ハンサムなアレンに一目ぼれしてしまい…いつものように義母が意地悪かと思ったら、父親には献身的に尽くしていて、完璧な娘にコンプレックスを持っているだけの義母だったので、ちょっとびっくり! アンジーとアレンは惹かれあっているのにすれ違いで、なかなか親密にならず、読者としては「何やってるの!」と思いつつ読んでました。全体的にはいつもと違うパターンだったので、先が読めずドキドキしながら読み、楽しかったです♪
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モニター
コンテンポラリーですが、書かれた年代のせいもあってか、どこかヒストリカルっぽい雰囲気も味わえるような気がします。完璧なメイド頭ぶりを見せるヒロインと、少し気難し屋のヒーローとの時にユーモラスに繰り広げられる攻防の中、行間から垣間見えるヒーローの感情を裏読みしては、つい頬を緩ませてしまうという感じでしたが、彼の気持ちを知った上で再読すると、その作業が更に楽しくなる作品でした。
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モニター
ヒーローの屋敷で働くヒロインと、ヒーローのやり取りが読んでいて楽しかった。ヒーローの行動の意味がわからずヒロインと一緒にやきもきしたところもありましたが、あっという間に読めて、面白かったです。
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モニター
ちょっとレトロな短編映画を観ているようで、いつの間にか惹きつけられ、終わった後もっと観てみたいという感じでした。ヒロインは気持ちもぶれず行動も積極的で愛すべき女性でした。テンポもよく、読み終わった後はさわやかな感覚でした。
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モニター
眼鏡の大富豪とお嬢様メイドの恋物語…。眼鏡好きの私としては帯にまず心惹かれてしまいました。今から読まれる方には黒髪の素敵な俳優さんの眼鏡姿を想像すると良いですよと、思ってしまいます(笑) 厳格で傲慢な感じのヒーローが実はヒロインにどんどん惹かれていくのが、読み直すと良く分かります。ヒーロー側の心情がほとんど描写されていないため判りにくいのですが、かなりメロメロです(^^) ヒロインも事情があって年配に見えるよう、ぴかぴかの肌にパウダーをはたいたり、ロングヘアをきっちり編んで頭にぐるぐるまとめたり、度無し眼鏡をかけたりするのですが…普通、それくらいじゃ美貌は隠せませんよねぇと意地悪く思ってしまいました。多分、この作品、映像化された方がかなり楽しめる作品なのでは!?とコメント書いていて思いました。頭の中で登場人物をイメージできる人が読むと、倍楽しめる作品だと思います。
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モニター
メイド頭とその屋敷のご主人様のお話です。十歳以上も老けた変装をした、若くて美しくて頭のいいヒロインと、少し気難しいヒーローが次第に惹かれあっていくのですが、あまり気持ちを表に出さないヒーローが物語が進むにつれ、嫉妬心をそれとなく出していく様子が面白かったです。また、時代背景や言葉遣いなどが最近とは違い、ハーレクインの歴史を感じさせてくれて楽しく読めました。
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モニター
一気に一晩で読ませていただきました。主人公アンジーは学生ながら非常に聡明で頭の良い女性。メイド頭としても申し分のない働きをします。作品では彼女のアレンに対する心の動きがとてもわかりやすく描かれていて引き込まれました。初めて呼んだ作家さんだったのですが、余計だと思うエピソードもなく読みやすかったです。本当に久しぶりに一気に読むことができ、今度は他の作品も是非読んでみたいと思います。
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モニター
率直な感想は、そんなアホな、でした。そこまで年齢を偽れるような変装をしていたら、この展開は無いのでは?と思いました。他の人はなんとなく気付いていた、という感じの描写もなくて、残念でした。また、彼女がそれなりの地位の人を前にしても、堂々と振舞えるというようなエピソードもほしかったと思います。
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モニター
楽しそうな題名! あっという間に読み終わりました。惹かれあっている心情がもう少し書き込まれていたらよかったと思います。
小説を書き始めたのは14歳のとき、寄宿舎のベッドの中だという。趣味で始めた筆跡鑑定が、警察や公的機関から鑑定の依頼を受けるようになるなど、底知れない多彩な能力を持っている。結婚して子供がいるが、雑誌、子供向けの本、テレビ・フィルムなどさまざまな分野で活躍、国際的な評価を得ている。現在はロンドンに住む。ロバータ・レイ名義での著作も多数ある。