ハーレクイン文庫
退屈ぎみの公爵ペイガンは友人に挑発され、賭に乗る――お堅い哲学者の娘スコラスティカを落とせたら勝ち。たわいない遊びのはずが……。(D・シモンズ『不良公爵の賭』)貧しい家を支えるシーアは、見かねた幼なじみからの求婚を受けることに。すると彼の従兄の侯爵ジャックが、いっそのこと僕の愛人にしてやろうと申し出た。(N・コーニック『放蕩者の求婚』)アイヴィーは兄とその恋人の壊れた仲を取り持つため、恋人の甥オリヴァーと偽の駆け落ち騒動を起こす。彼は真面目な紳士だから、自分の身は安全だと思っていたのに……。(D・ヘイル『偽りの駆け落ち』)艶やかなリージェンシー短編集!
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年04月01日
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93362-1
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- 書籍番号
- HQB-362
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モニター
時代背景が分からないと難しいのかな、と手にとったことのなかったヒストリカル。そんな事ありません。まるで主人公のようにおしとやかになってみたり、時には大胆になってみたり・・・すっかり感情移入してあっという間に読んでしまいました。3人の作家さんの短編集ですが、さすがにみなさん実力派。読み終わった後もしばらく作品の余韻に浸っていました。次は一人一人の作品を読みたいと思ってます。
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モニター
リージェンシー短編集でデボラ・シモンズ、ニコラ・コーニック、デボラ・ヘイルといずれも大人気の作家さんばかり3編も集められた1冊です。中でも『放蕩者の求婚』はお気に入りの作品になりました。学者の父親は世俗的な事には無頓着で、お金の事もそうでした。その父親が亡くなってみて我が家の家計が逼迫しているのにヒロインが気付きます。早急に手を打たないと屋敷を出て行かなければならないところまで追い詰められヒーローの従兄との結婚を一度は決意しますが・・・。ヒーローは従兄のお金目当てで結婚を目論んでいた女性だとヒロインを誤解しますが、真直ぐで正直なヒロインの性格を垣間見る度に惹かれていく気持ちを抑えられません。二人の恋の行方以外にも魅力的な登場人物が何人も現れ、とても面白い作品でした。
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モニター
デボラ・シモンズはよく読む作家です。でもデボラの作品と共に、ニコラ・コーニックとデボラ・ヘイルの作品も収録されていて、正に作品との華麗なるめぐり逢いもありました。1冊で三度おいしい。作家で作品を選ぶ事が多いのでシモンズと一緒に収録されていなかったら出会えなかった作品たちです。一冊で様々なテイストが味わえる事が、とても新鮮で良かったです。通勤途中に読みきれる長さなのもお勧めポイントかも。
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モニター
3作とも、短編だとは思えないくらい、内容が濃くて、作品の中にどっぷりはまってしまいました。ヒストリカル作品は、なかなか読む機会がなく、今回、読むことが出来、本当によかったです。一番のお気に入りは、「不良公爵の賭」ですけど、それぞれ、キャラクターたちが頭の中で動き回り、その場面をはっきりイメージできました。
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モニター
放蕩者が恋に落ちる瞬間。抗えない力で2人は未来へ導かれていく。他の2作もどんな事が起こるかは、ワクワクしながら読んでみてください!
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モニター
一冊で三作の歴史物を楽しめ、読後感も良く時代背景も興味深かったです。一作目は女性のための学校を作ろうとする聡明なヒロインと、放蕩者の公爵が反発し合いながらも惹かれていく様子が軽快に描かれています。二作目は家族を養う気丈なヒロインと放蕩者の侯爵が互いに素直になれないながらも家族とのやりとりなどで進む展開が楽しかったです。三作目が1番好きで純真に惹かれ合う二人のやりとりは温かな気持ちになります。
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モニター
華麗なるめぐり逢い D・シモンズ、N・コ―ニック、D・ヘイルの3つの作品が収録された、とてもお得な1冊です。30歳目前の公爵、財産を狙われ結婚しようとしている従兄を助けようとする侯爵、兄を思う妹の駆け落ち騒動に巻き込まれる科学者。最初は何とも思っていないのに、ある出来事をきっかけに、気になり惹かれていきます。結婚なんて考えた事もなかった彼らの気持ちを、無意識のうちに変えてしまった彼女たち、ロマンスって凄いと思う。どの作品も読み終わって幸せな気持ちになります。だからハ―レクイン大好き!!
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モニター
短編が3作品あり、どの作品も読みやすかったです。長編が苦手な方にはおすすめです。登場人物も少なくわかりやすいと思います。
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モニター
お気に入りの作家の名前で読む本を決める事が多いですが、この作品は3人の作家さんが一度に味わえ、お徳な一冊です。これを機会に好きな作家が増える事請け合いです。私は特にデボラ・シモンズの作品が心に残りました。みなさんも、抗えない恋の行方をぜひ、楽しんでください!
日本でデビュー以来、ヒストリカルの分野でナンバーワンの人気を誇る作家。壮絶な戦いのシーンもある中世と、社交界が華やかな英国摂政期の物語を巧みに描き分ける。
詩人である祖父の影響を受け、幼い頃から歴史小説を読みふけった。大学で得た歴史に関する知識を小説の執筆に存分に生かし、英国摂政期のロマンスで人気を博している。