ハーレクイン文庫
裏切りの指輪
かつて愛し合っていたニコラスとサラの間にあるのは、悲しいほどに深い溝――悪意によって引き裂かれて3年、ある事件が二人を再会させるが…。
愛する娘を誘拐され、ショックに打ちひしがれていたサラは、夫ニコラスとの3年ぶりの再会にさらなる動揺をおぼえた。出会った瞬間に恋に落ち、結婚したときは幸せの絶頂だった。だが、頑固なシチリア人である義父は英国から来た花嫁を嫌い、息子の目を盗んでは、周囲も巻き込んでサラにつらく当たった。そして事実無根の浮気の罪を着せ、ついに彼女を追いだしたのだ。ニコラスの子を身ごもったとサラが知ったのは、そのあとのこと。夫は今も金色の瞳に、妻への不信と復讐の念を浮かべている。自分の子供だと信じてもいない娘のために、なぜ訪ねてきたの?
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2008年11月01日
-
- 著者
- ミシェル・リード
-
- 訳者
- 山ノ内文枝
-
- 定価
- 649円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-93191-7
-
- 書籍番号
- HQB-191 (初版R-1387)
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
日本では1997年に『追憶の重さ』でデビュー。以来30作近い作品を発表し、情熱的な作風で読者からの絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。