ハーレクイン文庫
ガラスの家
夫の葬儀に、夫の兄で実業家のデインが現れた。リリーを悪女と誤解する彼は知るよしもない――ひそかに彼に恋い焦がれる彼女が、いまだ無垢な体であるとは。
夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインにリリーは罵声を浴びせられてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えつづけた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2022年09月15日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 松村和紀子
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- 定価
- 660円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-70645-4
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- 書籍番号
- HQSP-332 (初版R-1346)
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- ミニシリーズ
- ロマンスの巨匠たち〜ミシェル・リードの軌跡
読者レビュー
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5人きょうだいの末っ子としてマンチェスターで育つ。現在は、仕事に忙しい夫と成人した2人の娘とともにチェシャーに住む。読書とバレエが好きで、機会があればテニスも楽しむ。執筆を始めると、家族のことも忘れるほど熱中してしまう。