ハーレクイン文庫
飛行機事故に遭ったダニーは乗客を助けた女性として有名になった。怪我のため自宅療養していたある日、見知らぬ男が訪ねてきた。ランドと名乗るその男はモナコの大富豪クリーブの使いで、彼に顔を見せるためにモナコに来てほしいと言う。クリーブは両親を別れさせた冷酷な祖父で、会ったこともない。たちまち怒りがこみあげ、ダニーはすぐさま追い返そうとした。だがランドは唯一の肉親にチャンスを与えるよう懇願してきた。彼のやさしさや、誘うようなほほえみはきっと仕事のためだろう。警戒しながらも、ダニーは根負けしてモナコへ旅立った。
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- 頁数
- 296頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年01月01日
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- 著者
- トレイシー・シンクレア
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- 訳者
- 東海林ゆかり
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93277-8
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- 書籍番号
- HQB-277 (初版N-266)
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モニター
女性にもてて苦労したことがない、一匹狼という感じのヒーローがヒロインに恋をし、振り回されてるのが凄く面白くて、良かったです。
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モニター
相手の幸せを願い、真実を隠すことで生まれる誤解。ヒロインと尊敬する雇い主の板挟みで、うまく愛が伝わらないヒーローの切なさ。全編、登場人物達の優しさと、ヒーロー、ヒロインのもどかしさや愛情を感じられるすてきな作品です。
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モニター
一度も会ったことがなく、しかも大富豪の祖父が急に会いたい、と言ってきたら。こんな優しいおじいさんがいたらいいな、と思います。ヒーローももちろん素敵。ヒーローのような人にモナコ案内をしてもらえれば本当に楽しいでしょうね! ヒロインと一緒に私も観光している気分になりました。
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モニター
天涯孤独の身の主人公ダニーにモナコに住む大富豪の祖父の使いで会いに来たランド。ダニーには、決して祖父を受け入れられない理由があったが、魅力的で強引なランドに心ならずも惹かれていく。モナコで互いに惹かれあう二人。なかなかお互いを心から信頼できず、小さな誤解がやがて大きなものになり、すれ違うふたり。読み進むうちにすっかりハマりました。この作家さんの作品は初めてでしたが、なかなか読みごたえがあり、楽しめました。知らない作家さんの作品に出合えるのもモニターになれたおかげです。ありがとうございました。
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モニター
一度も読んだことのない作家の作品だったので、ワクワクしながら読みました。複雑な人間関係、お互いに思いながらも、気持ちがすれ違ってしまうところは、読んでいても切なかったです。読み終わった後は大満足。この作家さんの他の作品も読みたくなりました。
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モニター
祖父に両親の仲を引き裂かれたと信じているヒロインは祖父に会うことを拒否しますが、結局モナコへと旅立ちます。真実を告げると孫娘が傷つくからと祖父は沈黙を守ります。祖父の人柄を知るにつれ、ヒロインは怒り、不信感と信頼の狭間で葛藤します。ヒーローはヒロインをひと目見たときから惹かれますが、祖父の部下という立場のため、ヒロインになかなか心を開いてもらえません。最後までどうなるのか、どきどきしながら読みました。
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モニター
主人公ダニーの祖父とヒーロー・ランドが、一人ぼっちだったダニーを温かな愛で包み込んでくれます。悩むダニーと大人なランドのやり取りが素敵でした。私も百通りの方法で愛してもらいたいです。心がポカポカして、寒い冬にはお勧めの1冊です。
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モニター
会ったこともない祖父に会いたいと言われ、素敵な男性が迎えに来る。そしてだんだん誤解が解けそうになるがトラブル。ヒロインがあまりに話を聞かないのには少し話を聞けばいいのにと思いましたが。ラストは大満足です。素敵なヒーローにいろいろ案内してもらえるのは羨ましいですね。
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モニター
あった事のない祖父から会いたいとモナコに呼ばれ会いに行き、いろいろな誤解もあり複雑な問題もあるのですが素敵なヒーローと過ごしているうちに
ヒロインもヒーローに惹かれていくけどまたすれ違い。ヒロインが話を聞かないところがあっていらだちを感じましたがラストは満足しました。読み終わって幸せな気分になれました。 -
モニター
ダニーの祖父クリーブは大富豪なのに傲慢なところがなく、愛情でダニーの心を開かせていきます。クリーブの片腕のランドとの恋の行方も最後まですれ違いハラハラしながら読みました。モナコの様子も小説を読んでいると言うより映画を観ている様な一冊でした。
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モニター
百通りの愛し方という題名のとおり、ヒロインのダニーに対するお祖父さんの愛情やヒーローのランドのダニーへのロマンスなどモナコを舞台に、さすがトレイシー・シンクレアの作品だと思わせてくれる一品です。
シルエットで50作以上のロマンスを書き、ほかにも多くの雑誌や新聞に寄稿している。フォト・ジャーナリストをしていたおかげで、災難も含めて数々の冒険を体験できたという。世界中を旅して得られたさまざまな経験をロマンス小説の執筆に生かしている。