ハーレクイン文庫
セカンド・ラブ
長い片恋を諦めて故郷に帰ってきたセイラ。逞しい隣人のスチュアートに心惹かれるが、男性経験がないことに劣等感を抱いている彼女は素直になれない。
29歳にもなって、男を知らないなんてどうかしてる── 10年も一途に慕った上司にそう侮辱され、セイラは会社を辞めた。 傷心のまま故郷へ戻ったセイラだったが、やがて知り合った隣人、 屈強なスチュアートとの時間に癒やされるようになる。 だが、自分に劣等感を抱いているセイラは、素直になれず、 彼の逞しさに惹かれる気持ちを抑え込んでしまう。 未経験だと知られて、また軽蔑され、嫌われるのが怖いのだ。 それなのに、心の迷いを打ち明けられないまま、 思わず危うい情動に身をまかせそうになって……。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年01月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- すなみ翔
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年12月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93921-0
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- 書籍番号
- HQB-921 (初版R-971)
読者レビュー
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ゆめ
恋愛小説は久しぶりでしたが、小説を読み始めると自分がセイラになっていて、「セカンド・ラブ」の世界観に浸り、一気に読み終えました。セイラが元上司イアンやアンナのことを思い出し、苦しみますが、スチュアートとの出会いによりだんだんと癒されていく様が、読み手である私の気持ちも癒してくれます。物語を読み終えるころにはとても満ち足りた幸せな気分になります。必読です。
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モニター
ヒロインの良さが分からない男なんて、捨てちゃいなさい! と思いながら読んでました。また、情景の描写がとてもよく、ヒロインの故郷や、ヒーローの働いている環境など、きっとこんな風なのかな?と思い描きながら楽しく読み進めました。ちょっともどかしいけど、そこがまたいいところでもあり、おすすめの一冊です。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。