ハーレクイン文庫
愛は繰り返す
16歳で、出会ったばかりの年上男性に弄ばれ、妊娠したヘレン。10年経ってある男性の誘いを受けるが、紹介された彼の父親が、あの日愛したリードだった。
彼女を弄んで捨てたはずのリードが、なぜここに──? まだ16歳だったヘレンは、20も年上の男性と恋に落ち、 たった一夜の過ちで妊娠した。だが、彼は忽然と姿を消し……、 遊ばれたと遂に悟らざるを得ず、ヘレンは娘を独りで産んだのだ。 未だ心の傷が癒えないヘレンは、一人の若い男性と知り合い、 ある日、バミューダにあるという彼の実家へ招待を受ける。 広大な邸宅に驚くヘレンは、金融界の大物の父親を紹介されると、 声にならぬ悲鳴をあげた。それはあの、リードだった。 忘れもしない。しかし、リードはヘレンを覚えていなかった。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2018年11月01日
-
- 著者
- アン・メイザー
-
- 訳者
- 鏑木ゆみ
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2018年10月19日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93911-1
-
- 書籍番号
- HQB-911 (初版R-944)
読者レビュー
-
モニター
10年の時を経て、重なり合う偶然の出逢いに翻弄されるヘレンの心の葛藤。甦る恋心。愛娘をなんとしても庇護しなければという母性愛。家族への思い。でもそんなヘレンの心の奥底にあるのは、決して揺るがないリードへの愛に他ならないのでしょう。そして、失ってしまった10年を埋め合わせて余りある幸せな未来を予感しながら読むことができました。
-
モニター
彼氏の父親が娘の実の父親という衝撃的な再会に加えて、クセがあり過ぎで嫌味なリードの妹と対立するジョンと問題の多い中で、どうやってリードとヘレンがもう一度恋愛関係になれるのか気になって読み進めました。リードとヘレンの別れと再会の鍵がジョンというのが面白かったです。
イングランド北西部に生まれる。作家デビューは1966年で、100作を超える作品の総発行部数は9500万部にのぼる、ロマンス界の大御所作家。作品のひとつ『雪物語』は、77年に映画化されて大ヒットした。他のベストセラー作家から「彼女に憧れて作家になった」と言われるほどの伝説的な存在。ロマンス小説界でトップ作家の地位を確立している。