ハーレクイン文庫
ナポリの悪夢
名門一族の子息グイードと結婚したサラ。しかし流産すると、彼の父に手切れ金を渡され、屋敷を追い出されたのだ。10年後、グイードとの再会で悪夢が蘇る。
サラは、親友夫婦の船舶旅行に同行していた。 ある島に寄港した一行の船の隣に、豪華なクルーザーが停泊する。 クルーザーの所有者は、ナポリ名門一族の完璧な貴公子らしい。 興奮ぎみな親友の言葉を、サラは聞くともなく聞いていたが、 夜のパーティに現れた男性を見て、言葉を失うしかなかった。 グイード・バルベリ──二度と会いたくなかった、かつての夫。 身ごもっていた子を流産すると、彼の父から手切れ金を渡され、 ぼろ屑同然に追い払われたのだから。泥棒猫とまで蔑まれて。 身動きできないサラに、彼の怜悧な美貌が平然と微笑んでいた。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年08月01日
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- 著者
- ジャクリーン・バード
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- 訳者
- 水間朋
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93890-9
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- 書籍番号
- HQB-890 (初版R-2326)
読者レビュー
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モニター
あらすじを読んで、とても楽しみに読みました。ひたむきなヒロインに、強い愛情と強さがにじんでいて このヒーローはどうなの? と思うところはありましたが、愛情の表し方なのかなっと思います。ヒロインの何事にも頑張る姿はとても素敵でした。
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モニター
傲慢で自分勝手でひとでなし、わからずやのひとりよがり、この最低最悪な男は何なのですか。彼とその親族には憤りしか感じられません。その一方、真面目で知人のために自分の身を犠牲にした一途なヒロインを思うと、悔しくて涙が出ます。愛は過去を消し去るほどのパワーがあるのですね。
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趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいについて苦情を言われ、作家の道に進んだという。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。イギリスに戻ったのちに結婚。2人の息子に恵まれ、現在も故郷のイングランド北東部に暮らす。ベストセラーリストにもたびたび登場する実力派。