ハーレクイン文庫
奪われた贈り物
ジョアンナとイタリア人銀行頭取サンドロの結婚生活は今や破綻していた。同居していた妹の死で、抱えてしまった借金に困り果てた彼女は夫に助けを求め…。
ジョアンナと金融界を牛耳るイタリア人銀行頭取のサンドロ。 二人の結婚生活が壊れたのは、ジョアンナのせいだ。 誰にも言えずにいる、あの忌まわしい過去のせいで、 愛していたのに、どうしても夫に体を許せなかったのだ。 いたたまれず家を出て、妹と暮らすようになったが、 その妹も今は死に、葬儀代を工面できなかった彼女は、 雇主に金を借りた。そのせいで、しつこく関係を迫られている。 追いつめられたジョアンナが、やむをえず夫に電話をすると、 久々に聞くセクシーな彼の声は告げた。「5時に。1時間だけ」
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年01月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 高田真紗子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年12月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93851-0
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- 書籍番号
- HQB-851 (初版R-1486)
読者レビュー
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モニター
初めてハーレクイン小説を読みました。その作品がこの『奪われた贈り物』でした。早速読み始めると、だんだんとページをめくる手が止まらなくなり、あっという間に読み終えました。特に、二人の独特な夫婦の関係性が非常に面白く、ジョアンナがサンドロに隠していた“ある秘密”を知った時、この小説のタイトルの意味が分かってドキッとさせられました。素敵な読書体験をありがとうございました。
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ひろぼ
この物語の読みどころは、なんといっても、ヒーローの愛の深さです。一見、傲慢な俺様ヒーローに見えるサンドロの言動ですが、終始一貫してヒロインへの愛にあふれています。強引ではあるものの、自分の多くを犠牲にしてでもヒロイン(と自分)の幸せを追求し、素直な愛情をそそぐヒーローの気持ちにどうヒロインが応えていくか、ヒロインの頑なな心が融けゆくさまを、ヒーローと一緒に待ち望むような読後感をお楽しみください。
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モニター
お互いを思いあう心に感動しました。その後の二人のラブをもっと読みたかったです。
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。