ハーレクイン文庫
愛は記憶のかなたに
3年前、妹を死に追いやった社長マイケルとジョセフィンは再会する。彼を憎むジョセフィンだったが、
彼女を見つめるマイケルの目には情熱の火が灯っていた。
依頼を受け、社長との面会に赴いたジョセフィンは凍りついた。 マイケル・ハンター。かたときも忘れることなどできない人。 3年前のあの日、妹は、彼のいとこの子を宿してしまっていた。 マイケルは、いとこと話をつけると約束してくれたが、 翌日、突然てのひらを返し、妹の落ち度だとなじったのだ。 去っていくマイケルに追いすがり、妹は車に轢かれて死んだ── いっときでも、彼を信じた自分が呪わしい。 ジョセフィンは激しく動揺しながら、立ち尽くしていた。 やがて彼への愛の狭間で、悶え苦しむことになるとも知らずに。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年11月01日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 田村たつ子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年10月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93839-8
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- 書籍番号
- HQB-839 (初版R-2500)
読者レビュー
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あお
帯に「究極の愛憎迷宮。愛してる愛してる愛してる。」とあり、自分では選ばないジャンルに緊張しながら読み始めました。読み始めは登場人物の関係性や人柄を理解するのが少し難しく感じましたが、丁寧に描写してあり、何度もすれ違うヒーローとヒロインの感情がしっとりじっくり描写されていて、静かにでも激しい心の葛藤、感情の変化が読みごたえある、大人な世界の愛憎のお話でした。でも「愛してる」ってやっぱり良いですね! 言葉にして欲しい!
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モニター
今回モニターに当選し、初めてハーレクイン文庫を読みました。翻訳ものは読みづらいという思い込みがあり、あまり読んだことがありませんでしたが、そんな先入観が吹き飛びました! 読み手をどきどきさせ、どんどん読み進めたくなる展開で、2時間もかからず一気読みしてしまったほどにはまってしまいました。これを機に、作者の他のお話やハーレクイン作品をもっと読んでみようと思います。
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。人と接するのが好きというだけあって、人物描写に特に優れており、登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描いている。豪ニューサウスウェールズ在住。