ハーレクイン文庫
愛の儀式
大学生のクリスタベルは訪れた城で、人間不信に陥っている城主ローランと出会う。ローランは彼女を追い払おうとして、嫌がらせのようなキスをしてきたのだ。
パリで住みこみ家事をしている学生クリスタベルは、 女主人に用事を言いつかって、その義兄ローランの住む、 ブルターニュの奥地へやってきていた。 深夜に古城に辿りつくと、待ち受けていたのはひとりの男。 浅黒い美貌に、嫌がらせのような皮肉な笑みを湛える彼に、 「誰の差し金だ。ぼくを誘惑しにきたのか」 突然犬をけしかけられるや、憎々しげな目で一瞥されたのだ。 何年も城に引きこもっており、気難しいと噂の城主だったが、 あまりにもひどい侮辱に、混乱するクリスタベルは唇をかんだ。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年07月01日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 安引まゆみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93816-9
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- 書籍番号
- HQB-816 (初版R-836)
読者レビュー
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モニター
フランスの古城で、わたしがヒロインだったら、という空想の一つとして読んでもらえたらと思います。時代背景や身近ではないお城での生活を想像できるだろうかと不安に思いつつ読み進めましたが、いとも簡単にストーリーに引き込まれました。多少情緒不安定に思えたヒーローでしたが彼の過去を知れば理解できました。何はともあれ”愛は強し”という作品だと思います。
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モニター
女性を嫌悪する引きこもりの作家に惹かれてしまうヒロイン。何故彼が自分に不信感を抱くのか次第に判ってくるのですが…。暗い屋敷に春の様な子供達とヒロインが対照的です。ページ数も少なめでサラッと読めて良かったですが、個人的には掘り下げて書いて欲しかったところもありました。
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第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、100作以上の作品を著す。2000年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った。