ハーレクイン文庫
片思いの日々
母に不器量と言われていたので、マチルダはドクターを惹きつける魅力がないとわかっていた。だから想いを隠すことにしたのだ。彼には美しい婚約者もいて…。
冴えない顔に落ち着いた声、そして地味な服装が気に入られ、 マチルダは村の診療所の受付係に採用されることになった。 彼女は最近、父母と共にこの小さな村に引っ越してきたばかり。 少しでも家計の助けになればと、面接を受けに来たのだった。 マチルダの目に診療所のドクターはとても魅力的な男性に映った。 だがマチルダは、母親にさえ不器量と言われるほどの容姿で、 彼のような男性を惹きつける魅力がないことはわかっていた。 だからマチルダは、この想いを隠そうと決めたのだ。 案の定、働き始めた彼女をドクターはまるで無視した。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2017年03月01日
-
- 著者
- ベティ・ニールズ
-
- 訳者
- 村山汎子
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年02月17日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93791-9
-
- 書籍番号
- HQB-791 (初版R-1660)
読者レビュー
-
モニター
ヒロインの真面目で誠実なところがかわいいので応援したくなります。ヒーローはいつ彼女の良さに気づいてくれるのか、ちょっとやきもきしました。でも周りの人たちがヒロインを理解してくれるので安心して読み進められました。読み終えた時あたたかい気持ちになれるお話です。
-
モニター
派手さはない分しっとりと心に染みるよいストーリーでした。ヒロインのいじらしい思いがとてもよく伝わってきました。ただの従業員だと思っていたヒロインが、心惹かれる女性に変わっていった、ヒーローの静かな変化もすごく大人な雰囲気で素敵でした。
-
ミダヤン
ヒロインは一見地味でどこにでもいる女性かと思いきや、とても賢く周囲に心配りの出来る素敵な人だと思いました。行動や思慮深い考え方にも人柄がにじみ出ていますね。忙しいドクターを献身的に支えた姿が印象的でした。
同じテーマから探す
イギリス南西部のデボン州で育つ。オランダ人の夫と14年間その故郷に住み、看護師として病院で働いた。イギリスに戻った後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かなロマンスは多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。