ハーレクイン文庫
「ハリー!」ミシェルは喜びの声とともに義兄に抱きついた。 8歳のときにミシェルの母とハリーの父が再婚して新しい家族になったときから、ミシェルはハリーに夢中だった。 だが母はそんな娘に釘を刺し、以来その想いは封印された。 ひさしぶりに我が家へ帰ってきた大好きな義兄さん。 弁護士で、セクシーで、ユーモアのセンスがあって……。 ハリーにぴったりの女性を見つけようとミシェルは張りきった。 つい最近婚約したばかりだと報告するミシェルに、 ハリーが物思わしげな目を向けたことなど知る由もなく。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年02月01日
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- 著者
- エマ・ゴールドリック
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93782-7
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- 書籍番号
- HQB-782 (初版I-501)
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ひろさく
ヒロインが自分の気持ちに正直に向き合えないままにヴァージンロードを歩み始めた……もう誰か止めて! ヒーロー、このままでいいの!? 何かアクシデントでも起きて! とドキドキでした。この後の展開で、義父にも周りの人々にもヒロインは愛され、見守られているとわかって心温まります。ヒロインの母の勧めに従ったヒーローは「良い義兄」でした。ラストまで一気に引き寄せられ、ホッとできて楽しめる一冊です。
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ちおりんご
ピュアな恋愛小説を読みたい方に是非オススメしたいです。主人公ミシェルの揺れる恋心に思わず感情移入してしまいました。ミシェルと義兄ハリーのいたずら心たっぷりの掛け合いにクスッと笑い、でもそんなやりとりの中に見える複雑な恋心、もどかしい程の純心、婚約者に対する罪悪感、その他様々な登場人物の交錯する感情や計算にドキドキさせられました。素敵な結末も必読です♪
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モニター
お互いの親が再婚したことによって兄妹となったヒロインとヒーロー。義兄との再会のシーンから惹かれあっていることが読み取れるのに、かたくなに自分の思いを封印しているヒロインに、少しじりじりしながら読み進めました。そんなヒロインを大きな愛情で見守り包み込むヒーローの大人の魅力が光ります。
プエルトリコで生まれ育ち、軍人の夫と出会って結婚。4人の子供たちを育てたのちに、1980年に夫婦で小説の合作を始め、ふたりで執筆を続けた。世界各地で暮らした経験と、ロマンス小説について十分な研究を重ねたおかげで、彼らの作品はすぐに読者に受け入れられたという。