ハーレクイン・シリーズ
夕映えのロンドン
なんて酷い男なの! 先日の従妹の打ち明け話を思いだして、 リーは怒りに震えた。マット・ヒューム──大会社の社長が、 自分の部下を弄ぶような真似をするなんて。 ふと、リーは目の前で食事を供にしている婚約者に目を移した。 彼はとてもよい人だし、そんなことはしない。 ただ最近は、リーからの愛情を感じられないと嘆いてはいるけれど。 ひとりでレストランを出て、エレベーターに乗った彼女は、 狭い空間に火花が散るような感覚を覚え、衝撃を受けた。 奥に立つセクシーな男性の灰色の瞳から、なぜか目を離せない。 次の瞬間、抗えない力に引かれて、リーの唇が彼の唇と重なった。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年05月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 馬渕早苗
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42068-8
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- 書籍番号
- PB-168 (初版R-44)
読者レビュー
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モニター
傲慢で情け容赦なく見えるヒーローと、そのヒーローに魅かれる気持ちを自分自身に認めたくないヒロインの物語。初めて目が合ったその時からなぜか目が離せない。そんな相手に会えた二人はいろいろな葛藤があってもそれを乗り越えて結ばれる運命にあるのですね。
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。