ハーレクイン・シリーズ
父と母を相次いで亡くし、天涯孤独となった18歳のレイチェル。 母の知人である上流階級の婦人に声をかけられ、付添役として海沿いにあるリゾートホテルにしばらく滞在することになった。 浜辺で犬を散歩させていると、ひとりの男性が目に飛びこんできた。 ジェイク・コートネイ──女性客たちの関心の的の、謎めいた滞在客。 その寂しげな佇まいに惹かれ、レイチェルは思わず声をかけていた。 初めは年若い彼女を遠ざけようとしたジェイクだったが、 互いの強い引力には抗えず、緊張感は日ごとに高まっていった。 そしてある日突然、レイチェルは悪夢のようなプロポーズを受ける。 「結婚してほしい。ただし……解消可能な“試験結婚”だが」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月20日
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- 著者
- アン・メイザー
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- 訳者
- 須賀孝子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年10月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42059-6
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- 書籍番号
- PB-159 (初版I-77)
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ミダヤン
億万長者で心の傷を抱えた歳の離れた男性とうら若き少女の恋。ありがちな設定だと思いつつ、読み始めるとぐいぐい話に引き込まれていきました。寡黙で気持をあまり表さない男性に、少女が思い悩みやきもきするのが痛いほど伝わってきました。でも二人共とても情熱的なのは同じで、惹かれあうのは必然だったと納得です。
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モニター
お互いに惹かれあっていても自分が23歳年上ということで尻込みして頑なになってしまうヒーローと、若くて純真で周囲を気にせず率直で一途に愛を伝えようとするヒロインが新鮮でした。試験結婚での二人のやり取りも面白く、読んでいるうち最後まで物語に引き込まれ歳の差が気にならなくなるほど。楽しく読ませていただきました。さすがアン・メイザーです。
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てまちゃん
何もかもが違いすぎるふたりが、お互い一目で恋に落ちて、違いすぎるゆえにお互いの心の表し方もすれ違う。実にじれったい。ヒロインは素直でストレート。なのにヒーローの頑固さときたら・・・まだか? まだダメなのか? いい加減素直になって! でも歳を取るとなかなか素直になれないのよね。と、ハッピーエンドをじらされるのがお好きな方にはいいかも。
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かずえ
病気で弱り憔悴していても滲みでるヒーローの魅力に、ヒロインがどうしようもなく惹かれる気持ちが伝わってきました。付添役をしていた婦人に、20年後彼は60歳なのよと言われても、“その時にも愛してほしいと思うだけです”と言い切るヒロインが素敵でした。ヒーローはなかなか気持ちを打ち明けないし、意地悪なライバルと空気が読めない義母の発言で展開が気になり、一気に読めました。
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レビューキャンペーン
両親を亡くし、付添い人の仕事をはじめたヒロインは女主人の旅先でヒーローに出会います。積極的に話しかけるヒロインと話したがらないヒーロー。それでもお互いに惹かれ・・。でもヒーローの提案は試験結婚でした。ヒーローがなぜ“試験”にしたのかが気になり読み急ぎ、一読した後読み直しました。恋人期間が短く、お互いを知るための時間が試験結婚ということなのかな。ふたりの気持ちの変化が丁寧に描かれ、さすがアン・メイザーと思いました。《aiai》
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なな
純粋で一途なヒロイン。23歳も年上であるがために躊躇し、素直に思いを伝えられないヒーロー。「おいおい、またか…」と思いながら読みました。近い将来、ヒーローの病気も良くなるでしょうね。
イングランド北部の町に生まれ、現在は息子と娘、2人のかわいい孫がいる。自分が読みたいと思うような物語を書く、というのが彼女の信念。ハーレクイン・ロマンスに登場する前から作家として活躍していたが、このシリーズによって、一躍国際的な名声を得た。他のベストセラー作家から「彼女に憧れて作家になった」と言われるほどの伝説的な存在。