ハーレクイン・シリーズ
海沿いの美しい町にある病院で働くアビーは、 ある日、救急科に駆けこんできた男性を見て我が目を疑った。 5年前にやむなく別れたルークが、どうしてここに? 大統領付きの医師である彼は、 お忍びで静養に来ていた身重のファーストレディが急に破水したので、 急遽呼び寄せられて診察にあたることになったという。 ファーストレディの意思を尊重して、 彼もしばらく町に滞在すると聞き、アビーは激しく動揺した。 ルークは子供が作れない自分の体を恥じて別れを選んだけれど、 わたしの家には、彼にそっくりな4歳の男の子がいる……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月05日
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- 著者
- スカーレット・ウィルソン
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- 訳者
- 瀬野莉子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22389-0
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- 書籍番号
- I-2389
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家族のありかたを考えさせられました。アビーの家族の考え方はすばらしいです。ルークはアビーが子供を持てるようにと別れを選択しました。でもアビーの選択は違ったのです。二人のすれ違いは、お互いを思いやりすぎたからなのでしょうか。切ないです。再び交わったルークとアビー。そこに加わるアビーの息子・ルーベン。家族とは?と問われているようでした。《aiai》
〔編集部より〕新人作家の意欲作をご愛読いただきありがとうございます。お楽しみいただけたようで嬉しいです。 -
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理想の恋人同士だったのに子供を望めないからと別れたアビーとルーク。その後アビーは幸せな家庭をつくっていた。それは予想もしない方法でした。ルークのトラウマを具現化するような存在の、アビーの息子のルーベン。彼によってルークはトラウマを一つ一つ乗り越えていきます。アビーのルークとの関係、母親としての心の動きがとてもリアルでした。ルーベンは本当に二人にとって神様からつかわされた天使なんだ…と思いました。最後のアビーとルークの幸せの形も予想を裏切られました!≪れん≫
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かつて愛し合いながらも別れ、5年後に予期せず出会ったアビーとルークが、再び愛を紡ぐ様子がじっくりと描かれていて、一気に読んでしまいました。たいていのお話はヒロインの心情がメインになっていますが、この話ではルークの過去のつらい体験と苦悩も丁寧に書いてあり、その上で現在の二人の心の動きが細やかに表現されていて、どんどん引き込まれていきました。初めて読む作家さんでしたが、次回作が楽しみです。≪はる@≫
スコットランド西海岸在住。8歳で初めて物語を書いて以来、ずっと創作活動を続けている。熱心な読書家で、児童文学作家イーニッド・ブライトンを読破したのち、人気の大作シリーズなどへと移行し、やがてミルズ&ブーン社のロマンスにたどり着いた。医療従事者でもある彼女にとって、医療現場と恋愛を描くメディカル・ロマンスは夢の取り合わせだと語る。