ハーレクイン・シリーズ
目覚めると、わたしはなにも覚えていなかった。 ドナウ川に落ちたときに頭を打って、記憶喪失になったらしい。 真っ白な記憶の中で浮かぶのは“カルレンブルク大公”という言葉だけ。 身元がわからず、だれからの捜索願も出ていないなんて……。 彼女は唯一覚えている言葉を頼りに、大公のもとへたどりついた。 「ナタリー!」ドミニクというその男性はあわてた様子で彼女を呼んだ。 それがわたしの名前なの? わたしたちはお互いを知っているの? 不安に思わず涙ぐむと、彼の危険な光を宿す黒い瞳が揺れた。 抱き締めてくれるその腕は、強くたくましい。 あなたはわたしの恋人なの? それとも……?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年09月05日
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- 著者
- マリーン・ラブレース
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51674-9
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- 書籍番号
- D-1674
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よしの
素敵で、うっとりして、二人のラブラブぶりに熱くなりました! 記憶喪失ものはあまり好きではなく、読んだ事はなかったけれど、良かったです。ヒロインは過去に男性に心を傷つけられ、ヒーローは最初は彼女をお金目当ての女と思ってて。そこから、ヒロインが記憶をなくして、惹かれ合う二人。最後まで期待を裏切りませんでした。
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さくら
初めてハーレクインを読みました。久しぶりの読書でしたがどんどん読み進めて楽しかったです。また読んでみたいと思いました。
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しほぽよ
私の大好きな、第一印象最悪!! こんな人と恋に落ちるわけがない!! からの恋というストーリーでとても楽しめました。現代を舞台にしていますが、そこは大公家というキーワードやブダペストの素敵な風景などの描写で、日常を忘れて没頭することができます。ヒロインがタイトル通り記憶喪失となり、その葛藤があるので明るいばかりのストーリーではありませんが、そんな不安を抱えた彼女と優しく心を通わせていくヒーローにドキドキできます。サスペンス的なエッセンスもあり、飽きずに読破し、読後感も爽やかな作品です。
ロマンス小説界最高峰のRITA賞をはじめ、数々の受賞歴を誇り、USAトゥデイのベストセラーリストにもたびたび登場する人気・実力ともに一流の作家。アメリカ空軍士官から小説家に転身したという異色の経歴の持ち主でもある。執筆以外の時間は、彼女だけのハンサムなヒーローである夫とともに、旅行やゴルフ、友人や家族との賑やかなディナーを楽しんでいる。