ハーレクイン・シリーズ
罪色のウエディングドレス
「結婚してくれ」
そう言うと、彼はお金で私を買った。
ついに恐れていた日がやってきた。 マティーは久しぶりに会った兄の言葉に愕然とする。 亡き父の会社を守るために、ニコデムスと結婚しろというのだ。 彼から初めてプロポーズされたとき、マティーはまだ18歳だった。 それから10年間逃げつづけたのに、とうとうつかまるなんて。 “君は僕のもので、ふたりが結ばれるのは運命で決まっているんだよ” 高笑いをするギリシア人大富豪ニコデムスの顔が、目に浮かぶようだ。 しかし、経営に苦しむ兄を救いたいなら、ほかに方法はない。 彼女にできるせめてもの抵抗といえば、ニコデムスとの結婚式に、 灰色のウエディングドレスを着ることくらいだった……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年07月20日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 小泉まや
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年07月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13081-5
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- 書籍番号
- R-3081
読者レビュー
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モニター
ただただヒーローの気の長さ、一途さに脱帽の1冊です。あらすじにも書いてありますが10年ですよ? なぜここまでお互い素直になれなかったのか・・・ちょっと理解できないですが最後にようやく理解しあえたので良しとしますか。
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モニター
ヒロインもヒーローも、お互いに幼い頃の出来事がトラウマになっていて素直になれず、ヤキモキしました。それでもお互いに一途に思いあっていて。ヒロインよりも先にヒーローが素直になるところが、ちょっと意外でしたが。先が気になり、一気に読みました。
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ニューヨークシティ近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。