ハーレクイン・シリーズ
喪服の愛人
孤独な大富豪が惹かれた、
黒い喪服と真珠の乙女。
身寄りのないパーラを、夫が言葉巧みにだまし結婚したのは、 世間体を取りつくろうために妻が欲しかっただけだった。 だが3年間の悲惨な結婚生活は、ある日突然終わりを告げる。 夫が交通事故で命を落としたのだ。 その知らせに、呆然としたまま街を歩いていた夜、 彼女は一人のギリシア人男性と出会い、強烈に惹かれ合う。 アリオン・パンテライデス……美しい横顔に、深い孤独と哀しみの影。 パーラは夫が欲しがらなかった純潔を彼に捧げ、夜明け前に去った。 まさか夫の葬儀で彼と再会するなんて、思いもしなかった。 ましてや、恥知らずな女と蔑まれた末に、妊娠に気づくなんて。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月20日
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- 著者
- マヤ・ブレイク
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- 訳者
- 麦田あかり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13064-8
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- 書籍番号
- R-3064
読者レビュー
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モニター
やや重い雰囲気の冒頭。あまりに気の毒なパーラの境遇に眉をひそめていましたがアリオンと出会い、恋愛も仕事も上昇して行く様は読んでいてスカッとします。与えられたチャンスときっかけは運もあるかもしれませんが、それを自分で開花させる力を持っている魅力あふれるパーラのような女性に幸せは訪れるのだなぁと思いました。
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きさ
導入部分を読み進めるのが辛かったですが、途中から一気読みしてしまいました。読後、導入の辛さが一気に解消する爽快さ。ヒーロー、ヒロインの両方の謎も一気に解消せず、少しづつ解き明かされるのもハラハラできてよかったです。ところで私はヒーローにゾッコンでした。こんな逞しく、男らしい人に会ってみたい。
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イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。