ハーレクイン・シリーズ
出会ったばかりの見知らぬ男をボディガードにするなんて。 高校教師のアニーは思いもよらない自分のきまぐれに驚いていた。 不良生徒に執拗に絡まれているところを助けてくれたとはいえ、 ゲイブという名前以外、素性もわからない謎の放浪者だというのに。 だがその日から、彼は片時もアニーのそばを離れることなく、 自分の役割をしっかりと果たしはじめた。 ときに厳しく見守り、ときに情熱的な癒やしを分かち合いながら。 じつはアニーは重病を患っていた。近々退職し、故郷へ戻るつもりだ。 私に残された時間はあと僅か。少しでも長くゲイブといられたら……。 まだ彼女は知らなかった──彼もまた驚くべき秘密に苛まれていると。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年04月20日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 774円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年04月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42053-4
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- 書籍番号
- PB-153 (初版HP-10)
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モニター
お互いに秘密の部分がある為に、愛している事に気づかないように目をつぶる。二人のこの先はどうなるのか、ドキドキしながらあっという間に読んでしまいました。後半は涙なくては読めなくて、心をギュッとつかまれるような、とてもせつない気持ちになりました。
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りりか
奇跡という言葉がぴったりのお話でした。病で余命僅かなサラが周りにはそれをひた隠しにしながら、残り少ない時間でただゲイブの愛だけを求める姿は切ないです。ゲイブにも驚くような秘密があって、彼には誰にもわからない苦悩があるのですが、二人で試練を乗り越えたからこそ奇跡が訪れたのだと思うと、すべてが必然のことだったのでしょうね。とても優しい気持ちになれる一冊です。
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まりえ
ほぼ初めてのハーレクイン作品ですが、初っ端から仰天させられました。まさかいきなりヒーローが死んじゃうとはね! あまりの驚きの展開にストーリーに引き込まれ、あっという間に読破してしまいました。お互いが持つ大きな秘密ゆえ、なかなか素直になれない二人がもどかしく、最後でやっとホッとする事が出来ました。あーよかった。これからの二人に幸あれ!って感じですかね。
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モニター
シャロン・サラのデビュー作品がスピリチュアル・ロマンスだったとは、驚きでした。コンテンポラリーと思いきや、19世紀半ばから始まるという、驚きの冒頭。重病を隠しているヒロインとの出会いにより、孤独に生きてきたヒーローの心の変化が丁寧に描かれており、読みごたえがありました。
強く気高い正義のヒーローを好んで描き、読者のみならず、編集者や作家仲間からも絶大な賞賛を得る実力派作家。“愛も含め、持つ者は与えなければならない。与えれば100倍になって返ってくる”を信条に、ファンに癒しと感動を贈り続ける。