ハーレクイン・シリーズ
結婚と打算と Ⅰ
花嫁になる条件
こんな豪華なアパートメントに住むのはどんな気分かしら?生活のために掃除人として働きながら、マグダは思った。そのとき突然、留守と聞いていた主人のラファエッロが姿を現し、狼狽する彼女にきみは独身か、と尋ねた。マグダがうなずくと、彼は驚くべき話を持ちかける。「十万ポンド支払うから、ぼくと結婚してくれ。今すぐ」
君にすべてを捧ぐ
竜騎兵連隊所属の中尉ブライアンは、友人の戦死を知らされた。その友人の妻オードラは、彼が幼い頃から恋心を抱いていた相手だ。葬儀に駆けつけると、オードラは夫が残した借金の返済に頭を悩ませていた。彼女を助け、その上で長年の自分の夢もかなえられたら。ブライアンはオードラにある提案を示した。
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- 頁数
- 272頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年08月05日
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- 定価
- 933円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81571-2
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- 書籍番号
- PB-71
読者レビュー
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十代のころに初めてミルズ・アンド・ブーンのロマンスを読み、それ以来の大ファン。ロマンスの舞台として理想的な地中海地方、そしてイギリスの田園が大好きで、とくに歴史ある城やコテージに惹かれるという。趣味はウォーキング、ガーデニング、刺繍、お菓子作りなど。現在は家族とイギリスに在住。
小学三年生のときから物語を書きはじめ、大学では詩集を出版し、卒業後は保険会社やチュニジアのアメリカ大使館で編集者として働いていた。海軍士官の夫について十二年のあいだに七回の引っ越しを経験したあと、現在は米テキサス州東部のパイニー・ウッズに落ち着き、高校でフランス語を教えている。一九九七年にアメリカロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞。夫と三人の子供、二匹の犬とジョージアン・スタイルの屋敷に住む。