ハーレクイン・シリーズ
デボン州の片田舎からロンドンへ向かいながら、 ジョージーは決意を新たにした。なんとしてもピエールに会って、 村へ一緒に連れて帰らなければ。恋人として。 幼なじみのピエールは金融業界で成功をおさめ、今や億万長者だ。 だが故郷に母親を残したまま、顔を見せに来ることもほとんどない。 夫を亡くして以来ふさぎ込んでしまった彼の母は、 孤児のジョージーに愛情を注いでくれた大切な恩人なのだ。 彼女を元気づけたい一心で、気づけばジョージーは、 つい口走っていた──ピエールとは将来を誓い合った仲だと。 もし彼に会って拒絶されたら、わたしはどうしたらいいの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月05日
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- 著者
- キャシー・ウィリアムズ
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13046-4
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- 書籍番号
- R-3046
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モニター
こんなはずじゃなかった……そう呟くヒーローの声が聞こえてきそうでした。ヒーローが望む恋人の条件は穏やかで、洗練されて、自制心が強い都会の女性。ところが理想とは正反対のヒロインと恋人同士のふりをしなければならなくなり、ヒロインに振り回されるどころか最後には人生観まで変えられてしまいます。そんなつもりもなかったヒロインは策士なのか、それとも天然なのか……いつの間にかヒーローを虜にし、そして自分自身もヒーローの虜になってしまう。今まで読んだハーレクインの中では珍しく、ほのぼのした駆け引きなしの展開で面白かった! ヒロインの無邪気な反応が可愛かったです。
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モニター
ヒーローもヒロインも最初は相手に全然魅力を感じていなかったのに、物語の展開が夢のようで一気に読めてしまいした。とっても魅力的なヒロインにヒーローが惹かれていくというよくあるパターンではないので、感情移入しやすかったです。
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モニター
タイトルから想像していた話とは違う要素を感じる作品でした。もちろんいい意味で。恋愛の話ではありますが、家族の話でもあります。家族の温かさを感じられてとても感動的です。
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モニター
思いやりのあるヒロインと母思いのヒーローで読後優しい気持ちになりました。ライバルらしいライバルがいなくて個人的には物足りなくも感じましたが・・・。
トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、2つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、1975年にエクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。現在は中部のウォリックシャー在住。夫との間に3人の娘がいる。