ハーレクイン・シリーズ
あの夜の秘密
親愛なる者へ Ⅰ
12年前に一度だけ、憧れのケイレブと一夜を共にしたシーラ。 それ以来なんの音沙汰もなかった彼が、町に帰ってくるなんて。 都会で成功を収めたケイレブだったが、 不慮の事故で静養のために、故郷に戻ってくることになったのだ。 ケイレブが帰ってくる──シーラは動揺していた。 たまに帰郷しても、連れてきた恋人に夢中で、 シーラのことなど見向きもしなかった。 どうせまたすぐに華やかな都会へ帰ってしまう人なのよ。 ただあの夜に生まれた“大切な秘密”に気づかれないためにも、 彼には絶対近づかないでいよう……シーラは固く誓うのだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年03月20日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 小林葉月
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90313-6
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- 書籍番号
- K-303 (初版D-839)
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- ミニシリーズ
- 親愛なる者へ
読者レビュー
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モニター
シーラがケイレブのことを恨んでいなくて、ずっと想っていたのが伝わってきてよかったです。シーラは大人の女性。自分ができる範囲で一生懸命生きている。かっこいい。シーラにジーンときました。
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モニター
秘密という言葉にまずはドキドキ。あっという間に読み終わりました。もう一回今から読みます!
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モニター
12年前の恋人を思い続けていられるなんてすごいです。最後は感動して涙を流しながら読み終えました。
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モニター
真っ直ぐで頑張り屋なヒロイン、シーラに好感が持てました。息子のダニーのかわいらしさ、母親思いのところも、読んでいて楽しかったです。体にも心にも傷を負い、故郷に帰ってきたケイレブが、再会したシーラに惹かれるものの、本物の愛情だと自分でもなかなか気づけなかったり、シーラもケイレブの気持ちを信用できず揺れ動くところなど、なかなか気持ちが通じない二人にドキドキしました。
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モニター
高校を卒業する時はヒーローの将来のために身を引き、12年経った今は子供の幸せを守るために自分の幸せを後回しにしようとするヒロイン。悪人は誰も出てこない、読み終わった後に心が温かくなるようなお話でした。
幼いころ、祖父から贈られた『美女と野獣』の絵本を読んでロマンスのとりことなり、9歳のときに初めて物語を書いた。以後、小説、詩、脚本と、学生時代を通じて創作活動に親しみ、1990年に作家としてデビュー。GRWマギー賞や全米読者賞を受賞、RITA賞のファイナリストにも選ばれた。出世作〈狼たちの休息〉は、新作が出るたびメディアから絶賛され、リンダ・ハワードも賛辞を贈るほどの人気シリーズだった。2011年4月、多くの作家仲間やファンから惜しまれつつ亡くなった。