ハーレクイン・シリーズ
ローラは花の社長秘書……とはいっても、入社後まだ三週間。社長室にコーヒーを運ぶだけでも不安におびえてしまう。ワンマン社長にどう対処していいのか、さっぱりわからないのだ。とまどいながらも奮闘を続けるローラは、ある日恋をした。精悍なマスクとセクシーな声の持ち主――ギデオン・メイトランド。しかし、彼の亡くなった妻が社長の娘だったと知り、心は複雑だ。
世界的に著名なカメラマン、ジョエル・サザーランドはどんな女性も無関心でいられないほど魅力にあふれたすばらしい人。けれど、彼の秘書で同棲中の恋人リンジーには自分の過去や家族の話をいっさいしない秘密主義者だ。一緒に夜を過ごすようになって六カ月が過ぎたというのに。私は住みこみの愛人……? リンジーの不安は絶望へと変わる。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年07月05日
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- 定価
- 1,005円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81569-9
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- 書籍番号
- PB-69
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モニター
2作品とも、若いヒロインと年上のボスとの恋が描かれている。「ふたつの結婚」ではヒロインとその母親、「嵐のように」ではヒロインと姉の恋が最後には成就する。どちらも弱い立場のヒロインがボスである恋人に対して小気味よく反撃したりして、ハラハラどきどき又、せつないところもありで気分よく読み進めることができる作品である。「嵐のように」が特にお勧めです。
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モニター
男の魅力いっぱいの上司に、魅了されてしまったら、自立した女性はどうする?弱い女にはなりたくないと、頑張るヒロインのいじらしさが2作品ともに描かれていて、共感できました。そしてボスがとてもカリスマ性があって、なるほどと思わされました。
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モニター
1冊で2作品が読め、また、2作品ともハラハラドキドキの展開で一気に読んでしまいました。純粋に愛する人を想う気持ちが痛い程伝わって来て、お互いを求めているにも関わらず、誤解などで意志の疎通が上手に出来なくて、せつない部分も多々あったりしますが、やっぱり恋をするって良いなと思わせてくれる素敵な2作品でした。
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モニター
「ふたつの結婚」主人公のローラが惹かれるギデオンの亡くなった妻が、彼女の苦手な社長の娘と知り、ゆれる気持ち。そして社長が思いのほかギデオンのことをかっていて、事情のわからないローラがふりまわされて、複雑な心境になっていくあたりが、描写が細かく、おもしろかったです。
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モニター
『ふたつの結婚』のヒロインは、その若さ故か、素直できらめいていて、時に意地を張ってしまうところなど、とてもかわいかったです。ボスとの年の差や離婚、子供がいることなど、愛の前では障害にはならないのですね。『嵐のように』では、ヒーローがつらい過去を抱えながら、気持ちがすれ違っていく二人に、どきどきさせられました。読んでいて切なかったです。
「恋人はボス」をテーマにお届けします。