ハーレクイン・シリーズ
8歳のとき妹を突然失い、リアーナの心は凍りついた。 以来、慈善活動に打ち込むだけの日々を送っていたある日、 マルディニア国王アレッサンドロとの縁談が持ちあがった。 両親は諸手を挙げて喜び、リアーナの気持ちなど慮りもしない。 アレッサンドロとは10年前、たった1度会ったきりだというのに。 リアーナは自身の宿命を悟った──愛とは無縁の一生を送ることを。 やがて迎えた結婚交渉の日、生気に満ちあふれたアレッサンドロ王を見て リアーナの氷のような心はかすかに揺れた。 だが、彼の口元は嘲るように歪み、まなざしはぞっとするほど冷たい。 私を花嫁にと望んでおきながら、なぜ蔑みの目で見るの……?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年01月20日
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- 著者
- ケイト・ヒューイット
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13033-4
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- 書籍番号
- R-3033
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モニター
過去の辛い経験から、惹かれる気持ちがあっても抑えてしまう二人。なかなか縮まらない二人の距離にじれったい感じもしましたが・・・。やっと分かりあえたと思いきやまた離れてしまう。本当は情熱溢れるヒーローの冷たい心を早く溶かして~と読みすすめました。
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モニター
十年前に一度だけしか会ったことのない相手との結婚。ただでさえ不安なヒロインに、相手はそのことを覚えてもいないし愛情も信じてない。ヒロインの愛を試さずにはいられない頑なで孤独なヒーローがヒロインに心開いていく姿が胸を打ちます。
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モニター
それぞれ両親との関係で傷ついてきたヒーローとヒロイン。そんな2人が戸惑いながらもひかれあっていく過程が、丁寧に書かれています。でもね、ヒーローはちょっといじけすぎ! なんだかんだ言ってもプリンスとして周囲からちやほやされてきたお坊ちゃんなのでは?と勘ぐってしまいます。8才から贖罪の日々を送る責任感の強すぎるヒロインとは、ある意味ベストカップル! ラストでヒロインがヒーローを叱る場面が好きです!
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モニター
心に深い傷を負ったヒーローとヒロインがお互いに少しずつ心を開いていく様は圧巻でした。まるで永久氷壁で作ったかのような仮面をかぶりながら夫婦として互いに接していくわけですが、それが少しずつ溶けて、互いを思いやり、理解し合い、本当の夫婦になっていく二人の姿は、現実の夫婦の間でもあることだなと感じました。情熱的なシーンやハラハラとした衝突もあったけれど、私としては心温まる読後感でした。
アメリカ・ペンシルバニア州で育つ。大学で演劇を学び、劇場での仕事に就こうと移ったニューヨークで兄の幼なじみと出会い結婚した。その後、イギリスに渡り6年間を過ごす。雑誌に短編を書いたのがきっかけで執筆を始め、長編や連載小説も手がけている。読書、旅行、編みものが趣味。