ハーレクイン・シリーズ
憂鬱な城主
ファム・ファタールの息子たち Ⅲ
二人は恋人同士になるしかなかった。
互いにも言えない、秘密のために。
スペインのダ・シルヴァ城で、レキシーは厩舎に忍びこんでいた。 すると突然、黒い馬に乗った男性があらわれ、ひらりと降りたった。 乱れたダークブロンドの髪、盛りあがった筋肉、美しい緑色の目。 その美貌にぼうっとするあまり、男性に唇を奪われ、 厩舎に押し倒される寸前だというのに、彼女は抵抗するのも忘れていた ──パパラッチに二人の写真を撮られるまでは。 男性は城の主にして世界的な実業家、セサルだったのだ。 レキシーは吐き気を覚えた。きっとタブロイド紙が大喜びする。 不倫騒動に巻きこまれたばかりで、また無鉄砲なまねをするなんて。 私は傷物。誰にも知られてはいけない暗い過去を持つ女なのに……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年01月20日
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- 著者
- アビー・グリーン
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13031-0
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- 書籍番号
- R-3031
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- ミニシリーズ
- ファム・ファタールの息子たち
読者レビュー
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ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。