ハーレクイン・シリーズ
愛しさが待つ場所へ
富裕なドクターにとって私はただの売り物なの?
「エリン」逃げようとする彼女の肩を、力強い手がぎゅっとつかむ。「トラヴィスなの?」エリンは抱き寄せられ、弱々しい声で尋ねた。だが、今の彼女は数カ月ぶりの再会を喜べるような気分ではなかった。エリンは昨夜、オフィスで何者かに襲われて意識を失い、気がつくと海辺のボートハウスに置き去りにされていて、逃れてきたばかりだった。トラヴィスは彼女の体を心配し、とりあえず医師に診せようとする。しかしエリンは自分と同様、変わりはてた彼の姿にすぐ気がついた。以前の陽気さは消え、顔には深いしわが刻まれている。ここ数カ月、急に連絡がとれなくなっていたのと何か関係があるの?暴漢に襲われたエリンと、苦しみに打ちひしがれたトラヴィス。事件は、さらに大きなスキャンダルとなって二人に降りかかってきた。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年04月20日
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- 著者
- レベッカ・ヨーク
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- 訳者
- 木内重子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-82616-9
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- 書籍番号
- HP-16
読者レビュー
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昨年6月、スポットライト・プラスで刊行された「炎と闇の記憶」で殺人犯に操られ、図らずも犯罪に加担してしまったエリン。今月は負い目を感じながらも、仲間と協力してトラヴィスの母親を捜す彼女の姿が感動的に描かれます。6月発売予定の続編もお見逃しなく。