ハーレクイン・シリーズ
護衛隊長の父とともに宮殿で暮らし始めた12歳のときから、 アビーはヴィンチェンツォ皇太子を兄のように慕い、憧れていた。 けれど身分の違いは明らかで、彼はやがて近隣国の王女と結婚し、 彼女は良き友人として密かな恋心を封印した。 やがて28歳になり、アビーは胸に大きな秘密と不安と喜びを抱えていた。 子宝に恵まれぬ皇太子夫妻の代理母として、彼の子を身ごもっているのだ。 不幸にも、皇太子妃は先日、不慮の事故で亡くなってしまったが。 ヴィンチェンツォを励ますためにも、元気な赤ちゃんを産まなければ! しかし、アビーが宮殿にいられるのは出産までという契約。 愛する皇太子との別れが、刻一刻と近づいていた……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年12月20日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 小林ルミ子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年12月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22352-4
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- 書籍番号
- I-2352
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- ミニシリーズ
- 青き海のプリンスたち
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モニター
面白くてあっという間に、読んでしまいました。ヒロインの諦めていた恋心が、思いがけないことから、封印を解かれます。愛を知らない皇太子と、身分の差から愛を諦めていたヒロイン。正にハーレクインの王道中の王道という感じです。ハーレクイン好きも、ハーレクインに特別興味がない人も、女性ならみんな好きな本だと思います。
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モニター
自分の愛を違う形に変えて、一途に相手を助けようとするヒロインと、自分の立場を守らなければならないヒーロー。それも自分のためではなく国のために…。どれほど相手を思っていても。読んでいてせつなくなるラブストーリーです。二人に未来はあるのか? 王子の決断に目が離せません! ついでにヒロインパパも素敵です。
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モニター
王室での代理出産というありそうで、無さそうなテーマが良かったです。特にこのお話は、代理母の心理状態を細かく書いていて、ヒロインの気持ちがよく表現されていると思います。関連作があるみたいなのでそちらも読んでみたいです。
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モニター
自分を犠牲にしてまでもそれ程愛せる人にいったいどれだけの人が巡り合っているのだろう? そんなことを考えるくらい純粋な今作は代理出産という難しいテーマの中に複雑な格差愛を見事に描き切った読み応えある作品です。
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モニター
皇太子との禁断の恋。アビーが代理出産を受けてしまったために、より複雑なストーリー展開になっています。周囲が反対するなか、二人は結ばれることができるのか。赤ちゃんは無事に生まれるのか。最後までハラハラドキドキで、ラストまで一気読みしてしまいました。
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モニター
ヒロインが代理出産で妊娠している、というこれまでにない設定で、ストーリーの展開が楽しみでした。出会ってすぐに始まる恋のストーリーが多いなか、長年大切に秘められてきた恋心・・・というのも新鮮で、じれったい気持ちになりながら、あっという間に読み終えました!
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。