両親の離婚、クリスマスに発覚した元夫の浮気。 男女の愛情の脆さを身にしみて感じていたデヴォンは、 クリスマスをカップルで祝うことになんら思い入れもない。 デヴォンは、同僚にかわってほしいと頼まれたクリスマスの出張を二つ返事で引き受けてすぐさまドイツに飛んだ。 空港で落ち合うことになっているクライアントのカル・ローガンは、 やり手と名高い実業家で、デヴォンの苦手とするタイプの男性だ。 だが、大口の客を逃すわけにはいかない。 微笑を浮かべて挨拶をしかけた、その瞬間、信じられないことが起きた。 カルに唇を奪われたのだ。見とれるほどハンサムな彼に。