ハーレクイン・シリーズ
アンナは実業家ニコスの完璧な秘書だった。二人は抜群のチームワークで事業を拡大していったが、それも、一夜の過ちからアンナが妊娠するまでのことだった。ニコスは彼女から秘書の仕事を取りあげ、屋敷に幽閉したばかりか、自分は新しい秘書と公然と情事を楽しみはじめた。たまりかねたアンナはついに屋敷を飛び出し、故郷ロシアへ飛んだ。心の支えは生まれたばかりの息子の存在だ。だが、復讐に燃えるニコスが母子をほうっておくはずもなかった。「息子を返してもらおうか」前触れもなく現れたニコスは言った。その残忍な顔を見て、アンナは恐怖におののいた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年07月20日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12403-6
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- 書籍番号
- R-2403
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モニター
電気もない城に逃げ出したヒロインとそれを国を越えて追いかけるヒーロー、意地の張り合いが周りの思惑も絡んで大騒ぎに。ハッピーエンドはわかっていても、どうなるのだろうかとはらはらしながら読みました。
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モニター
社長と秘書の社内結婚の話なのですが、雪のロシアから砂漠のネヴァダ、ラスベガスへと舞台が展開する話です。お金持ちで高圧的で勝手にものごとを決めてしまう彼。誇り高い彼女は自分の考えで行動して、そんな彼女を好きなようにさせてしまう姿は本当はメロメロなんだと思い、また、やさしさを感じました。こんな人は、いないと思いつつ、あっという間に読んでしまいました。
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モニター
ヒーローの心が徐々にヒロイン傾いていくところに魅かれました。鞘あての相手(しかも感じ悪い)がいるところもわかっててもやはりドキドキしちゃうんですよね。ヒロインはしっかりした知的女性なのにヒーローに心惹かれて揺れ動き。それに振り回される女性の気持ちがなかなかわからないイケイケのヒーロー。肉食系男性を堪能いたしました。最後まで気持が2転3転するヒーローっていうのもなかなかいいですね。
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モニター
お互いを憎みあい、愛を不要と思っているニコスと愛がない結婚はしたくないアンナの駆け引きは、絶対ハッピーエンドで終わると信じていても、最後までずっとハラハラしどおしでした。緊張感があって、一気に読めるお勧めの作品です。
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モニター
実業家のニコスがアンナに「復讐」を果たす為、時には金や権力を駆使し、またある時は巧みな言葉使いや優しいキスで翻弄します。一方、ニコスとの間に設けた小さな愛息子を守るため、有能なアンナは果敢に対抗!2人の駆け引きがどんな展開を迎えるのか最後まで予想がつかず、先が気になって仕方ありませんでした。一気読みしてしまえるほど面白かったです!
ドラマチックで情熱的な物語を得意とするジェニー・ルーカス、待望の日本デビュー作です。今月のヒロインはロシア貴族の血を引く誇り高き女性。このあと8月5日、9月5日と連続刊行いたします。どうぞご期待ください!