ハーレクイン・シリーズ
海がくれたロマンス
恋する楽園 Ⅲ
社交界の華を競り落としたのは、風変わりな御曹子だった。
無事にオークションを開催できるのかしら?パリスはひどく神経質になり、いらだっていた。社交界の華と呼ばれ、パーティに明け暮れていた彼女にとって、このチャリティイベントの開催は人生初めての大仕事だ。企業家の父は、今回の企画運営をパリスと姉のジャッキーに任せた。なんとしても成功して父に自分の存在を認めてもらいたい。だが大事な商談を前にして、パリスは船上から海へ転落してしまった。波にもまれ、息も絶え絶えな彼女の前に小さなボートが現れた。さえないTシャツにぼさぼさの髪。ボートの主はけろりとして言った。「ぼくのボートには気に入った人間しか乗せたくないんだ」
-
- 頁数
- 168頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2014年07月20日
-
- 著者
- シャーリー・ジャンプ
-
- 訳者
- 雨宮幸子
-
- 定価
- 671円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 4-596-41163-8
-
- 書籍番号
- L-1163
-
- ミニシリーズ
- 恋する楽園
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
「恋する楽園」の第三話をお届けします。今回のヒロインは第一話のヒロイン、ジャッキーの妹パリスです。わがままな令嬢パリスが、価値観が百八十度違う海洋生物学者ブラッドと心を通い合わせていく過程は必見です。