ハーレクイン・シリーズ
アリシアは慈善団体の職員にふさわしく、聖女と呼ばれるほどのまじめ人間。つまらない女と言われても気にしたことはない。 それが友人に連れていかれた店で偶然ニコライにぶつかったとたん、 今まで誇りに思っていたまじめで品行方正な生き方を忘れた。 危険で美しい人。まるで狼みたい。 彼にかかわったら、私は取り返しのつかない間違いを犯す気がする。 なのに、逃げ出そうとしても体はニコライの腕の中から動こうとせず、 ただ息もできないほどの興奮に理性が遠くなるばかりだった。 荒れ狂う激しい欲求に従い、アリシアはニコライと唇を重ねた。 キスは夜と破滅の味がした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年09月20日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年09月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13001-3
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- 書籍番号
- R-3001
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モニター
主人公のアリシアの気持ちが痛いように伝わります。危険で美しい人に惹かれるのは、当然のなりゆきに思います。でもアリシアにとって、今までの人生を変えるのは、きっと運命だったと思います。心の葛藤と嘘をつく事のできない感情と体。女性の心理を追求する本です。
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モニター
ヒーローはロシア人。ロシア人ヒーローというと私の中では傲慢で冷たいイメージがあり、このヒーローはそのイメージ通りでした。心が凍っているようなヒーローなので、ハッピーエンドになるの?と最後までハラハラしました。ヒロインと出会って人間らしく、愛する心を取り戻していく様が良かったです。
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モニター
「愛人教育」という邦題の一部にどんなお話が待っているの?と興味津々で読み始めました。登場するロシア系ヒーローの画はヒロインによる描写で、すぐ思い描くことができました。カッコよすぎでしょう(笑) 読み終えて、いったい教育されたのはヒロイン?ヒーロー?どっちだったのだろうと考えました。この本を読もうと思った次の読者のあなた。どっちだと思いますか。
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モニター
子供の頃受けた体験のせいで自分の中に怪物がいると信じ、ヒロインを遠ざけようとするヒーロー。そんな彼に付き添い普通の人だと何度も言っていくヒロイン。ヒーローが一瞬悲しそうにするところも見逃さないヒロイン。そんな優しくて強くもあるヒロインが好きになりました。愛がわからなかったヒーローが最後ヒロインに愛を告白してハッピーエンド。良かった、良かった。
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モニター
タイトルからしてハーレクイン特有の傲慢なヒーローの話かと思っていましたが 繊細で傷つきやすいヒーローにやられてしまいました。ヒロインを誘う方法が古臭くて笑ってしまったけど(今流行りの壁ドンにも・・)誰もが憧れてしまう展開にワクワクしました。
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モニター
過去の苦い経験から聖女のように過ごすアリシアと、家族愛に恵まれなかったニコライ。2度と会うこともないと思って楽しい時間を過ごしたはずが、次の日会社に現れたのはニコライだった。自他共に認める冷酷なニコライがアリシアによって人間らしく変化する様子が感動的でした。
ニューヨークシティ近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。